##《パソ友マガジン》##

◆パソナコンじゅく日吉教室発信メルマガ◆
Vol.43 2004/09/22


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

『パソ友マガジン』第43号の配信です。
パソナコンじゅく日吉教室では、タイムリーな情報発信のためにメールマガジンを発行しております。メールアドレスを頂戴した方にのみ発信しております。購読を希望されない方は、ご面倒でも末尾のメールアドレス宛その旨をご記入の上ご発信ください。

ご存知でしたか?今日は9月22日、毎月「22日」は「夫婦の日」であることを。語呂合わせなのは確かですが、その発祥はどこからなのでしょうか。実は生活の友社が、1984年(昭和56年)以来提唱してきたのが、毎月22日は「夫婦の日」だったのです。財団法人余暇開発センターや、各マスコミ等による「夫婦の日」に関する報道で、最近ようやく定着してきたそうです。

夫婦という字は、夫と妻ふたりがしっかりとささえあっているように見えますが、ひらがなで書くと、ふうふ。左から読んでも右から読んでも同じなんですね。 どこか持ちつ持たれつの夫婦関係を暗示しているようですね。思えば、ひょんなキッカケやナレソメで知りあって、おなじ時代に、おなじ生活を共にしながら一所懸命、家庭や家族を守り育ててゆく、夫婦という結びつき。よくよく考えてみると、とても不思議なことのように思えてなりません。
そんな「夫婦の日」の中でも、特に11月22日は「いい夫婦の日」だそうです。また、毎月23日は「ふみの日」ですが、1月23日は「電子メールの日」(1(いい)23(ふみ)」(いい文・E文)だそうです。1979(昭和54)年7月23日に総務省が制定した記念日です。
寒むくなる話ですが、家庭内でEメールを介して会話をしている夫婦もいるそうです。「ふうふ」も「ふみ」も人と人をつなぐ絆。一年中11月22日でいたいものです。

43号は、ウィルスや不正侵入からパソコンを守るWindows Updateで今話題のSP2(スペシャルパック2)の特集です。。


━━━━━━━━━━━━ ◆◆◆◆ INDEX ◆◆◆◆ ━━━━━━━━━━━

@『Windows XPにSP2は今すぐ導入すべきか』〜もう少し様子見がベター
A編集後記

◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆


@
Windows XPにSP2は今すぐ導入すべきか?

[Windows XPのウィークポイントを修復するWindows Update]

現在、生徒さんがお持ちのパソコンのほとんどはWindows XPであるかと思います。マイクロソフトWindows XPは、セキュリティホールという欠陥があることからウィルスが入り込みやすかったり、外部からコントロールされてしまうことがあります。このような脆弱性(ウィークポイント)に関する問題は、ウィルス被害を拡大する原因にもなっているといえます。

そこでマイクロソフトは自社ホームページを通じ、Windows Updateにより脆弱性と呼ばれる不具合を修復したり、機能強化ソフトを提供しています。その代表的なものが「SP1」と呼ばれる「サービスパック1」でした。小刻みな改良はよくありますが、SP1のように大規模な改良ソフトがまれに出てきます。SP1のときも、マイクロソフトは早急に導入する旨のアナウンスをしていましたが、今回「SP2]についても正式版がリリースされるにいたり、その導入を促しています。



[SP2の導入は今しばらく待ったほうが懸命]

しかし、IBMをはじめとする大企業はSP2の導入にストップを掛けています。それはなぜかというと、マイクロソフトは早いところユーザーにWindows XPのウィークポイントを埋めてもらいたいという思惑がある一方、何万台ものWindow XPパソコンを使って日常業務を行っている大企業にとっては、SP2導入で蒙る未知の損害のほうが恐ろしいのです。マイクロソフトが開発を急いで発表したいわば急繕のセキュリティーソフトを、その検証が十分整わない段階で導入はできないというのが大企業の言い分です。一般的にパソコンソフトというものは、発売された段階ではバグという不具合箇所がプログラムの随所にあるものなのです。発売後も開発者はサポート対策として、その不具合箇所を見つける検証をしたり、ユーザーからの報告を受けて改良版を無償(有償の場合もあり)で提供します。それが、Version Up版として提供されたり、ソフト会社のホームページを通じ、Update版としてダウンロードできたりします。

このようにUpdateをしてもマシン個々の環境の違いなどにより、予期せぬ不具合が出てくるものなのです。ますます複雑化するWindowsソフトがより緻密なセキュリティ対策を実行するのですから、「予期せぬ不具合」が出揃った段階での導入が懸命であるとも言えるのです。ようするにもう少し様子見がいいでしょう。


[Windows自動更新でSP2が自動でインストールされてしまう?]

さて、当分様子見と行きたいところですが、この「SP2」は9月29日から「自動更新」機能で強制的にインストールされるように仕様変更される予定なので注意が必要です。正式公開が決定した今も、マイクロソフトから不具合に関する回避方法や修正方法は案内されておりません。このことから、「SP2を適用し不具合が発生してもそれをフォローする所がない」ということになりますので、SP2導入予定の方はその点をご理解の上、「自己責任でお試しください」ということになってしまいますね。どうしても導入したい方は、あらかじめ
事前に「バックアップ」や「システムの復元ポイント作成」 など、万が一に備えておくことを強くお勧め致します

では、どうすればいいのでしょうか?それにはこの「自動更新」の機能を無効にして「手動で更新」を行うことです。次に「自動更新」を「手動」に切り替える方法を記します。


[自動更新]を無効にする]

『「自動更新」機能を無効にする方法』
1:「スタート」→「コントロールパネル」をクリックします
2:「パフォーマンスとメンテナンス」をクリックします
3:「システム」をクリックします
4:「自動更新(タブ)」をクリックします
5:「自動更新を無効にする」にチェックを入れます
6:「OK」をクリックします
設定は以上です。

「自動更新」を無効にした場合は、コンピューターのセキュリティの危険性が高まりますので、定期的にWindows Updateを開いてSP2以外の更新プログラムがないか確認してください。


[手動でのUpdateはこのように行う]

今回、WindowsXPの欠陥が、またまた発見されました。Webや新聞などで報じられていますが・・・
「緊急に対処が必要」と言われているので、不安に思われている方がたくさんいらっしゃると思います。が、ここで慌ててはいけません。
XPの欠陥など、毎度のこと。「またか〜」と悠々構えてください
今回問題になっている「JPEG処理(GDI+)の問題」についてご説明します。
「今回の欠陥がは、その状態で悪質なプログラムが仕込まれたjpg(画像)ファイルを開いてしまうと、外部からパソコンを操作されてしまうらしい。送信者不明の添付ファイルやHP上の画像に注意が必要です」

これを回避する方法は、「WindowsUpdateで修正ファイルをダウンロードすることで、被害を受けずに済みます。ただし、WindowsXPだけじゃなく、Officeにも影響があるようなので、Officeの修正作業も別途必要になるようです。」

【WindowsXP Windows XP 用セキュリティ問題の修正プログラムの適用】
 
1:「スタート」→「すべてのプログラム」→「WindowsUpdate」をクリックします。
2:「カスタムインストール」をクリックします。(読み込みに時間がかかります)
3:「他の更新プログラムを確認する」をクリックします。
4:「Windows XP 用セキュリティ問題の修正プログラム (KB833987)」にチェックを入れます。
5:「Microsoft GDI+ 検出ツール (KB873374)」にチェックを入れます。
(※表示された全ての項目にチェックが入っている状態だと思われますので、
  その場合は工程「6:」に進んでください。)
6:「更新プログラムのインストール」をクリックします。
7:「インストール」をクリックします。
8:「更新プログラムをインストールしています」ダイアログが表示されます。
(※「Microsoft GDI+ Detection Tool」ダイアログが表示された場合は、
  「はい」をクリックしてください)
(※「JPEG 処理 (GDI+) のセキュリティ更新プログラムでコンピュータを更新する方法」
   が表示された場合は、そのウィンドウを「×」で閉じてください)
9:「お使いのコンピュータは正しく更新されました。」と表示されたら、
  「閉じる」をクリックします。
(※「再起動」を要求された場合は「再起動」をクリックしてください)
10:「インストールの結果」が表示されたら「×」をクリックしてください。
 
 

【Office 用セキュリティ問題の修正プログラムの適用】
 
1:「スタート」→「すべてのプログラム」→「WindowsUpdate」をクリックします。
2:「Officeファミリ」をクリックします。
3:「Officeのアップデート項目」から「アップデートの確認」をクリックします。
(※お使いのOfficeのバージョンに最適なプログラムを自動検出します)
4:「インストールの開始」をクリックします。
(※表示された全ての項目にチェックが入っている状態だと思われますので、
  その場合は工程「5:」に進んでください。)
5:「Microsoftソフトウェアの使用許諾契約書」が表示されたら、
  「次へ」をクリックします。
6:「内容を確認してください」が表示されたら、「次へ」をクリックします。
7:「Office製品のCDをお手元に準備してください」が表示されたら、
  「次へ」をクリックします。
(※アップデート中にOfficeのCD-ROMを要求されることがあります)
8:「インストールの結果」が表示されたら「完了」をクリックします。
9:再起動を要求されたら「はい」をクリックします。
 


[でも、SP2ってどんなものか知っておきたい]

SP2のポイントは、セキュリティの強化になります。

「コントロールパネル」内に『セキュリティセンター』が追加されました。
 


『セキュリティセンター』とは、WindowsXPに搭載されている各種セキュリティ機能を一元管理するものです。

下記画面(セキュリティセンター)のように、ここから各セキュリティ設定を実行することが可能になりました。
つまり、Windowsの「見張り番」として、パソコンのセキュリティを総合的に判断できるようにするものです。パソコンが外部からの不正アクセスやウィルスなどの危険にさらされるのを防ごうという役割を持ちます。


 

1:「インターネットオプション」画面では、『ポップアップブロック』機能が追加されました。

『ポップアップブロック』とは、ホームページを表示した際に追加ウィンドウとして表示される「広告」などを自動的に非表示にするものです。
これで、広告や宣伝が次から次へと現れる煩わしさ開放されます。

 


2:「システムのプロパティ」画面では、「自動更新を無効にする」という項目が追加されています。

それ以外には特に変更点は無さそうです。

 


3:Windowsファイアウォール』という機能が追加されました。

実際に操作したわけではありませんので詳細は分かりませんが、「ローカルエリア接続」の「インターネット接続ファイアウォール」(外部からの不正侵入遮断機能)と同じ位置付けの機能だと思われます。つまり、ファイアウォール設定が『Windowsファイアウォール』に集約したものだと思われます。
ファイアーウォールとは、ネットワーク上でユーザーがやり取りする通信を監視し、外部からの不正なアクセスを受けるのを防ぐ機能のことです。
ただし、機能強化に伴い必要な通信もブロックしてしまう可能性も出てきます。例外規定を設定し、自分なりに使いやすくしてゆく必要がありそうです。

 


 

上記で紹介した『セキュリティセンター』のほかに、セキュリティに関連した機能として、Outlook Expressの添付ファイルブロックの考え方。「怪しい添付ファイルを開けてしまったためにウィルスに感染してしまった」という話は後を絶たない。以前からあった添付ファイルのブロック機能では必要なものでもブロックされてしまった。しかし、SP2では添付ファイルの判別制度が向上し、WordやExcel、画像データなど必要なファイルは通し、ウィルスの疑いのあるものは排除するなどができるようです。


しかし、これらの機能はウィルス駆除ソフトと併用して意味のあるものです。ウイルス駆除ソフト会社もSP2との連携を細部にわたり調整している段階です。SP2のインストールは今しばらくお待ちください。GOサインが出せるときになったらお知らせすることとします。





A編集後記

今回のメルマガのテーマであるWindows Updeteの話はちょっと難しかったですね。パソコンを使っていく上で必要な自己防衛策として、Windowsの更新(Update)を行わなければならないのが現状です。「大変そ〜だ」「面倒くさい」と言っていては、ウィルスをばら撒く輩や不正侵入して来る輩の思う壺。しかし、ソフトウェア開発者とそれを破壊しようとする自惚れや。その犠牲になるユーザーという構図が浮かび上がります。何としてでもこのような矛盾に屈したくありません。そのためにも、もっとユーザーサイドに立った「使い易い安全なパソコン」でなければなりません。もっと「誰にでも分かるパソコン」にしないといけません。とはいえ、人間の脳は年老いても使えば新たな脳細胞が誕生することが研究結果から明らかになっています。刺激があるから活性化するのです。「老いたら新しいことに挑戦すべし!」とは、聖路加国際病院の日野原名誉院長の言葉です。

隔週水曜は「パソ友マガジン」のチェックをお忘れなきようお願いします。
次回は10月6日(水)の予定です。


ご意見、お便り、お問い合わせ又はメールマガジン配信不要の方は、下記アドレスまで
  hiyoshi@opera.hcn.co.jp

========================================================================
パソナコンじゅく日吉教室発信メルマガ『パソ友マガジン』
発  行   パソナコンじゅく日吉教室
編集長   緑川 道夫(Mr.Midochan)
編  集   緑川 延子(Madam.Shimachang)
URL    http://liveware.web.infoseek.co.jp/
Eメール mailto:%20hiyoshi@opera.hcn.co.jp