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1.「スパムメール(迷惑メール)撃退作戦!!①」
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1.「スパムメール(迷惑メール)撃退作戦!!①」 |
最近生徒さんから良くご相談を受けるのは、上記のようなスパムメール(迷惑メール/矢印部分)が年末以降今年に入ってから非常に多くなって困っているというお話です。 教室にも沢山舞い込んできます。多いときには日に百数十件も入ってきます。件名をみてもいかがわしいものや胡散臭いものなど色々です。本当にいい加減にしてほしいものです。
ただでさえ気持ちが悪るいメールが自分のパソコンに勝手に届くのですから、「先生、どうすればいいのですか?」となります。 「ご面倒でも、次々に削除するか、ここからこの範囲までをShiftキーを押しながら一気に選択し、次にCtrlキーを押しながら必要なメールだけをクリックして選択を解除し削除ボタンをクリックしてください。もちろん、削除済みアイテムの中のスパムメールもすべて削除しておいてください」 「そして、くれぐれもクリップマークの添付ファイルは開かないように、ウィルスの可能性があるので」という手作業中心の駆除策の答えになってしまいます。
その他の方法としては、Outlook
Expressのメッセージルールでスパムメールを受信トレイ以外の迷惑メールフォルダーに強制的に入れてしまい、必要なメールだけを受信トレイで受け付けるようにする設定もできるのですが・・・。
しかしながら、敵は然る者。そのような防御策にはまらないようしたたかな対策を講じているのです。上図をご覧ください。送信者名が「info@***.com」となっていますね。つまり「***」のところは通常企業名であったり「nifty」「ocn」「yahoo」などになるのですが、特定できないように暗号のように入れ替わります。
ではどのようにすれば我々は快適なメール生活を送ることができるのでしょうか? スパムメールを完全に撃退することは不可能と言われています。しかし、だからと言って諦めていては快適なメール生活を放棄するにも等しいのです。是非皆さんの知恵を拝借し、一緒に解決策を探って行きましょう!
今回は第一弾として、「スパムメールって何?」を究明してみましょう! (出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
スパムの定義 スパム
(spam)
とは受信者の意図を無視して、無差別かつ大量に一括して送信される、電子メールを主としたメッセージのことを言います。
そのほとんどが、広告メールで別名「迷惑メール」とか「ジャンクメール」とも呼ばれています。
語源 「spam」の語源は、缶詰の "SPAM"
をイギリスのコメディ番組「モンティ・パイソン」の中で「同じような物の繰り返し」という意味で使われてしまったことが由来だとされている。 その顛末は、レストランで料理を注文しようとした客が、ほとんどすべてのメニューにスパムが入っていることに怒って抗議をしたら、バイキングの姿をした周囲の客たちに「スパム・スパム・スパム・スパム…」と連呼され、抗議すら無視されたという不条理コメディが、あまりに迷惑な広告メール業者の対応にソックリだとして、揶揄する意図で引用された事が語源となっているそうです。 日本人だと「迷惑メール」という単刀直入な言い回しでも、欧米人の感覚だと一ひねりもふたひねりもあるウィットで呼称を決めるんですね。 直近では、海外メディアが某IT企業の社長の逮捕を「いつもTシャツのでしゃばりな経営者」と呼んででいましたっけ。
※缶詰のSPAMを知らない方のために、中身はポーク・ランチョンミートです。沖縄のゴーヤ・チャンプルはこれでないとおいしくない。缶詰は「SPAM」、迷惑メールは「spam」と書くのが正解だそうです。
超安価なダイレクトメール ダイレクトメールを考えたとき、不特定多数の個人に対して広告活動をするとき、郵便に比べて電子メールでは次のような特徴がある。
- 郵便では一通ごとに内容の印刷と郵送料によって出費が発生するが、電子メールは接続料金のみで送信できる
- 電子メールは短時間に一括送信が可能
- 封筒ごと捨てられる恐れがなく、題名だけでも受信者の目に触れる可能性が高い
その内容は 会員制出会い系サイトや会員制アダルトサイト、ネズミ講
、マルチ商法、商品の勧誘販売などの宣伝がほとんどで、アダルトサイトなどの利用料や債権などを請求する、悪質な架空請求詐欺、クレジットカード番号を入れさせるフィッシング詐欺など。
次のような文面には注意 広告宣伝メールでは、ほとんどの場合、以下のような文句が書かれている。
- このメールが不要な方は削除してください
- ご連絡をいただければ二度と配信いたしません
今後の配信を希望しない旨を業者側に伝える行為は、同時に自分のアドレスが有効なアドレスであることを相手に示すことになるので、絶対に受信拒否の返信メールはご法度です。
スパムメール発信者の特徴
- 自分の利益のためなら、他人が如何に不快になろうとも意に介さない手合
- 送信者の会社名などはダミーである
- メールアドレスのリストは業者間で盛んに売買されている
- 電話などの連絡先は嘘である
- メールアドレス検索ロボットを巡回させ、アドレス収集を行っている
メールアドレスの有効性をどのように確認しているのか 送信先アドレスについては、ウェブページ(ホームページ開設者がターゲット)や電子掲示板(投稿時にメールアドレスを記入した人がターゲット)などに掲出されているアドレスを収集ロボットで大量収集されたものが用いられることが多い。 あるいは、懸賞応募などでユーザーが自ら登録したものや、何らかの契約業務に関連して収集された個人情報の外部流出によるケースもある。 そしてメールアドレスはネット上などで半ば公然と売買されている(相場は、1件あたり0.1〜1円程度)。 大量に集めたアドレスを絶えずチェックし、有効なものと無効なものとに区分けしている。
- 送信拒否方法が書かれている。これに応じると、スパムが読まれていると判断できる。
- 連絡先が書いてあり、抗議や苦情がきたとすればスパムが読まれていると判断できる。
- スパムメールの中に固有のIDを忍ばせ、それでウェブサイトへのリンクやメールアドレスを設定しておいて、それをクリックしウェブやメール送信などによりアクセスしてきた時点で、どのメールアドレスに送信した広告が読まれているかを判断する。
- 画像入りのHTML形式のメールを送り、特定の画像を参照するように設定しておき、画像をクリックしたとき、どのメールアドレスに送信した広告が読まれているが判断できるようにしてある。
- @マークの前に一般的な英単語や想定される全てのアルファベットや数字の組み合わせを片っ端からつけて発信し、宛先不明で戻ったもの以外が有効と判断する。
法律や技術による取り組み 日本では、特定電子メールの送信の適正化等に関する法律・特定商取引に関する法律等により規制が行われている。 また、現在のメールシステムは配達経路が記録されるため、発信されたサーバを特定することができる。通常、加入しているインターネット・サービス・プロバイダのサーバから直接送信すれば、すぐにスパム行為が判明して強制退会などの措置をとられてしまう。 自前のサーバから送信すれば、すぐに発信者が突き止められてしまう。そのため、スパマーは無関係な外部のサーバを「踏み台」にしている場合が多い。 このように踏み台にされるガードの甘いサーバはブラックリストに載り、スパム遮断に役立てている。
フィルタリングソフト スパムメールが持つ特有の単語などを文章から認識して、あるメールがスパムかそうでないかを自動的に判断、スパムであれば即座に分離するという機能を持ったソフトウェアが実用化されている。携帯電話のフィルタリング機能も進化してきている。
フリーソフト 無償で提供されているアプリケーションソフトなどをフリーソフトと呼びますが、スパムメール対策用のフリーソフトのひとつをご紹介します。 Spam Mail Killer
といい、スパムメールの削除に重点を置いたメールチェッカーです。 メールチェック時に削除条件に該当したメールをサーバー上から自動削除してくれます。
上図では、発信者が「info@*.com」「info@*.net」というメールアドレスの場合、自分のパソコンに届く前にプロバイダのサーバー段階で削除してしまうように設定した例です。つまり、@マークの前がinfoとなっていて、最後がcomまたはnetとなっているものは、受信拒否してしまうわけです。@マークの後の「*」はどんな文字が来てもいいように指定したもの。冒頭のスパムメールの場合、この設定をすれば100%とは行かないまでもほとんどが駆除できるわけです。
かなり細かいところまで設定できるので、スパムメール駆除に役立ちそうです。ダウンロードしたばかりなので、使い心地は次回のパソ友マガジンでお伝えします。待ちきれない方は、上記のリンクをクリックの上ダウンロードしてみてください。
本当にウィルスメールと同じで、スパムメールも追いかけっこですね。自己防衛が原則とは言うものの、煩わしくなく、不快でない快適なメール生活を送りたいものですね。 長文にお付き合いいただき感謝します。
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