Q:パソコンの電源を入れたら、次から次へと印刷され止らなくなってしまった。解決法は?A:それは恐らく、前回印刷時に印刷がうまくいかず、「印刷」ボタンを何回も押し続け結果だと思います。初心者が必ず通る登竜門ですね。ご本人は印刷が出てこないので何回も「印刷」ボタンを押し続けたのだと思います。そのデータがプリンタの中に蓄積されていて、パソコンの電源を入れたと同時に印刷し始めたのだと思います。
対処法:用紙を速やかにプリンターから除き、プリンターのリセットボタンを押す。次に画面の右下の現在時刻の並びにあるプリンターのアイコンをダブルクリックし、プリンタのダイアログボックスを表示させ、メニューバーの「プリンタ」をクリックし、「すべてのドキュメントの取り消し」をクリックする。これで蓄積されていたデータが削除されます。
Q:プリンタの印字がかすれたり、特定の色が出ません。目詰まりをおこしているのでしょうか?A:インクジェットプリンターはインクの目詰まりが起こりやすいのです。目詰まりとはインクを吹き出す小さなノズルと呼ばれる穴に、インクが乾燥してこびりついてしまう現象のことです。文字がかすれたり、本来の色で印刷できなくなります。印刷結果がおかしい場合は、まず、目詰まりを疑いましょう。
目詰まりは、「ノズルチェックパターン」を印刷することで判断できます。各色のチェックパターンがきれいに印刷できなかった場合は、目詰まりを起こしています。すぐにクリーニングを行いましょう。目詰まりは、数カ月間プリンターを動かしていなかったり、インクカートリッジを取り外して放置していると起こります。これを防ぐには、定期的に印刷を行うか、印刷しないまでも1カ月に1回はプリンターの電源を入れるしか方法がありません。
WindowsXPを例にとると:スタート→コントロールパネル→プリンタとその他のハードウェア→プリンタとFAX→使用しているプリンタ→メニューバーのプロパティ→ユーティリティー(メンテナンス)→ヘッドクリーニングの順にクリックすると目詰まりを改善します。
クリーニングは、インクを少し吐き出してノズル内にこびりついたインクを取り除きます。目詰まりがひどい場合は、クリーニング→チェックパターンの印刷→クリーニング、と何回か繰り返してください。なかなか直らない場合は、インクを交換してみるのも1つの方法です。
ただ、クリーニングはインクを大変消費します。頻度が高いと印刷していないにもかかわらず、インクが半分になってしまうこともあります。印刷するたびに目詰まりするようだったら、ノズルが付いている印刷ヘッドそのものを交換すべきです。交換費用は製品によって異なりますが、数千円から1万円程度。キヤノン製品は自分でもヘッド交換が可能ですが、セイコーエプソン製品はメーカーに交換を頼まないと交換できません。日本ヒューレット・パッカードとレックスマーク
インターナショナルの製品は、ヘッド一体型インクのため、インクを交換することでヘッドも新しくなります。その分インクカートリッジ自体が高いです。
目詰まりはインクの乾燥が原因です。これを防ぐには、定期的に印刷することが最も効果的です。週に1回印刷してれば安心できます。それが無理なら1カ月に1回はプリンターの電源を入れましょう。起動時に簡単なクリーニングを行いますので、目詰まりが減ります。そして守ってほしいのが、電源を入れたままコンセントを抜かないことです。インクヘッドが定位置に戻らないため、ノズルが空気に触れてインクが乾燥し、目詰まりの原因を作るからです。