■ホームコンじゅく日吉教室情報誌 Vol.149号 2008/10/15 | |||||||||||||
いつもパソ友マガジンをご愛読いただきありがとうございます。 パソ友マガジン149号をお届けします。 一気に秋らしくなってきました。関東でも北の山では紅葉が色づいてきたようです。 皆さんCDの大きさは12cmだということぐらい知っていますよね。それでは、なぜ12cmになったかは知っていますか?授業の時に「ベートーベンの第九が全楽章入るように作られたから、この大きさになったのですよ」と申しあげたことを記憶されている方は、「第九でしょう!」とおっしゃるでしょう。 しかし、私もベートーベンの第九までは知っていたのですが、なぜ12cmになったのか細かいところまでは知りませんでした。 CD(コンパクトディスク)の生みの親はソニーです。このCDの開発が始まったのが1970年代後半で、当時共同開発していたオランダの電機メーカー「フィリップス」が先に試作していたのは、「直径11.5cmで60分」がはいるものでした。これは、カセットテープの対角線と同じだったので、カーオーディオのCD移行が促進されると主張。ところが、自身音楽家でもあった当時のソニーの大賀典雄副社長が、ベートーベンの第九が入らなければユーザーにとって合理性がないと突っぱねました。クラシックのほとんどがこの第九75分の範囲に入ってしまうことを突き詰めていたからです。 これ以降、CD-RもDVDもブルーレイディスクも12cmに定着したのです。 このようにモノのサイズには訳があるのでね。本編では知っていて損のない紙のサイズに焦点を当ててみました。 | |||||||||||||
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1.「日吉教室もitscomに出演します!」~デジカメピクニックの様子が紹介される予定です | |||||||||||||
前々回にご紹介したのは日吉マジックのitscom取材と放送予定の記事でしたが、今回は「日吉教室のデジカメピクニックin港の見える丘公園」のビデオが紹介される予定です。 下記は、itscomのホームページの一部です。日吉マジックは現在も放送されています。 日吉教室は10月27日からか、または、11月3日から放送されるようです。 itscomのデジタル放送のc114chの「愛あるメッセージ」内での放送です。
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2.「学期末休暇のお知らせ」~10月19日から11月2日まで学期替わりの休暇となります | |||||||||||||
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3.「オプション講座のお知らせ」~学期末休暇中の4日間年賀状講座他が開講されます | |||||||||||||
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4.「紙のサイズを調べてみました」~A4、B5、新書版等紙にまつわるサイズって何? | |||||||||||||
通常家庭用プリンターで印刷できるサイズの最大はA4です。教室のプリンターはA3までが印刷できます。つまり、それ以下のサイズならすべて印刷できることになります。 さて、このAサイズとは何を基準にしているのでしょう?また、Bサイズもしかり。紙のサイズにはいろんな種類があり、A4とB5を基準に考えれば、数字がひとつ大きくなれば今のサイズの半分のサイズになるくらいの想像がつきます。また、ひとつ大きくなれば倍の大きさになることも分かります。でもその他に紙のサイズには多くの呼び名がつきます。AもBもJIS規格で細かく決められていて、「紙加工仕上寸法」として、A列B列共に0番から10番までの大きさが記載されています。 頭の中がこんがらないうちに表にまとめてみました。
A、Bという二つの規格の由来はなんなのでしょう。JISで原紙寸法が定められている紙の大きさには、A、B以外に、それ以前の時代からある規格の「四六判」「菊判」「ハトロン判」があります。
四六判は、「美濃判」という古い紙の大きさが基になっています。美濃判は江戸時代に徳川御三家のみが使用を許されていた由緒正しい規格で、明治になってから一般に普及したものです。やがて洋紙が使われるようになると、日本の印刷方式に合った用紙として、改良がくわえられました。寸法が昔の単位で言うところの四寸二分×六寸二分になるところからこう呼ばれました。 菊判は、明治21年頃に新聞紙用にアメリカから輸入された紙が基になってて、一般向け販売を始めるにあたり、この紙の本国での商標であるダリアの花が菊に似ていたことや、皇室の紋章が菊であることなどから商品名が「菊印」に決まり、後に菊判と呼ばれるようなりました。菊判も四六判も日本市場に広く普及していきました。 ハトロン判は900×1200mmで、ハトロン紙(「ハトロン」は、薬キョウを包む紙という意味のドイツ語)という紙が基になっています。ハトロン紙は強度が高く印刷適性にもすぐれ、封筒や包装紙として以前はよく使われていましたが、現在ではほとんどクラフト紙に取って替わられたため、もう製造されていないということです。 昭和4年に、日本工業規格の前身である日本標準規格として、ようやく紙の大きさが公式にまとめられることになります。その際、普及していた菊判を参考としつつ、現在の国際規格にもなっているドイツの規格を採用して整理されたのがA列、四六判を参考として独自に定められたのがB列で、ここで初めてA、Bの規格が登場することになります。これが昭和15年の改定で現在の大きさとなって日本工業規格に引き継がれ、現在に至っています。 日本でよく見るB5サイズの大学ノートやレポート用紙などは、B列という日本独自の規格のため欧米にはありません。現在、A4が主流なのは、国際化に適合させた用紙サイズのA4化が図られているためです。でもB5には、日本的な美意識があるように思えませんか?便箋はA4判では味がないように感じます。やはり、手作り便箋はB5判でつくり、手書きで出すというのが王道では・・・ 長くなりましたが、ここで、本のサイズも見ておきましょう。 文庫判(A6判) いわゆる文庫のサイズですが、出版社によって微妙にサイズが違う。 新書判 横幅は大体文庫判と同じですが、もう少し背が高い。一般的なコミックス、ノベルズもこのサイズ。 B6判 大学ノートの半分の大きさ。小さめの単行本、ソフトカバーの選書あたりがこのサイズ。 四六判 非常に一般的な単行本のサイズ。B6判よりは少し大きい。 A5判 四六よりひとまわり大きめのサイズ。大きめのマンガ単行本に多いサイズ。 菊判 A5より少し大きなサイズの単行本。最近はあまり見かけません。 B5判 雑誌やムック本などによくあるサイズです。 A4判 大きめのファッション雑誌などのサイズです。 いかがでしたか?紙のサイズがわかって来ると、本のサイズも見えてきそうですね。ここであまり胸を張ってないのは、いまだに頭が混乱しているからです。紙のサイズが分からなくなったら、またこの項目を見ることにします。それでA4(エ~ヨン)。(*_*; | |||||||||||||
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