いつもパソ友マガジンをご愛読いただきありがとうございます。

■日吉パソコン教室情報誌Vol. 208 2011/01/19 号をお届けします。

2011.1.19 Wed


先週から授業がはじまりました。しばらくクラスメイトと離れていると、積もる話がいっぱいで休憩時間は楽しい話題で持ちきりです。
年末年始の繁忙期を過ぎ、新年のスタートを切ったと思ったら、もう一月も3分の2を消化してしまいました。年初はあれもやりたいこれもやりたいと希望を膨らせますが、色々な障壁も待ち構えており、やらずじまいが多くなってしまいます。
これは自戒を込めて言っているのですが、もしかして、「私も・・・」とおっしゃる方がいらっしゃったら、おたがいに励ましあって頑張っていきましょう!

前号でも書きましたが、携帯をauからsoftbankのスマートフォンに切り替えました。私の年末年始はこのスマートフォンとの格闘でした。
スマートフォンと呼ばれるものは数年前からありましたが、昨年はiPhoneに対抗すべくgoogleのアンドロイドフォンが出てきてやっとスタートラインが整ったような状況でした。しかし、技術の進歩は目覚ましく、あっという間にスマートフォンというジャンルの携帯電話が普及し始めました。

速く飛び着けば、人より先を知ることができますが、その分苦労も耐えません。
皆さんは、本屋さんでパソコン書籍のコーナーをご覧になっていると思いますが、WindowsやOffice、ホームページ制作、年賀状作成などそれぞれ同じジャンルごとに何冊もの本が出版されています。つまり、需要があれば本もたくさん出版されるわけです。
そういう意味では、やっとスマートフォンの本が出版され始め、目に触れる機会も増えました。参考書なしで操作できるようになるには多少の時間がかかります。そんな時はインターネットの情報が頼りです。おそらく3カ月単位でスマートフォンの新製品が出てきたり、使いやすくなったりするのだと思います。
パソコンも待てば性能が良くて安くなった新製品を手に入れることもできます。しかし、その分楽しむ時間を先送りしてしまうことになります。
VIP1stコースのKさんは、すでに昨年の夏ごろにiPadを手に入れ、新聞や書籍購読に利用されています。先駆者のご苦労はさぞかしおありだったと思いますが、楽しく利用していらっしゃるようです。

脳がいつまでも若く活性しているためには、「好奇心」と「刺激」が必要です。今わからないことが、わかるようになる喜びは人間の特権です。これからも皆さんを刺激するような話題をどんどん提供してまいりたいと思います。



1.「スマートフォンvs携帯」〜普通の携帯電話とどのように違うの?どっちの方ががいいの?


昨今大人気のスマートフォンですが、通常の携帯電話との違いやメリット・デメリット等を比較してみました。
現在、スマートフォンには何方式かあり、代表的なものが「iPhone」「アンドロイド」「ブラックベリー」「ウィンドウズフォン」です。
このうちアンドロイドが、昨年iPhoneを抜き首位に躍り出ました。



docomo STYLE series N-02C iPhone 4(メモリ16GBタイプ) docomo GALAXY S SC-02B
自分だけのこだわりケータイに
デザイン変更が可能1320万画素
操作が簡単なので人気、
SmapのCMでおなじみ
渡辺謙のCMでおなじみの機種
世界的なヒット商品


■スマートフォンvs携帯比較表

スマートフォン 携帯電話
通話 通話だけなら違いはほとんどありません。
文字入力 携帯と同じキー配列で同じように打てるので、携帯から変えた人でも違和感はない。
ただし、静電タッチパネルなのでキーに触れると文字が打ててしまうので、キーを押して確実に打つ感覚はない。
その代わり、スマートフォンを縦持ちから横持ちにすると自動的にローマ字配列のキー配列(qwerty方式)に変えることができるので、パソコンのキー入力に慣れた人は使いやすいかも知れない。

また、ホリエモンが絶賛するフリック方式を使った入力があります。iPhoneの登場以降これが多く採用されています。
通常の携帯と同様のキー配列なのですが、あ行で説明します。
「あ」のキーに指を置くとすぐ上に、左に「い」、上に「う」、右に「え」、下に「お」が表示された四角いボックスが現れます。
指を使いたい文字の方向にスライドさせれば、その文字を打ったことになります。
要するに、指で叩くのではなく、スライドさせながら文字を打っていくのです。他の行も同様の配列になっています。

濁点と半濁点、大文字小文字は同じキー。句読点キーなどが独立しています。
携帯電話で快適にキー入力ができていた人には不評ですが、私はこのフリック方式が目下気に入っています。
そのほとんどはキー入力。10キー方式で文字種を切り替えながら打つ。
1つのキーにあ行・か行等が割り当てられているので、キーを押す回数で打ち分けるようになっている。
情報伝達 人⇒人、人、人(ブログ、ツィッター等クラウドにアクセスすれば、蜘蛛の巣のように多くの人と情報をやり取りできる)
つまり、携帯は電話局を1つのクラウドにしていて、スマートフォンは電話局以外の多くのクラウドとやり取りできます。

パソコンを外に持ち出したいと ノートパソコンが出現しました。
そのノートパソコンをもっと軽くできないかとiPadができ、携帯電話の大きさまで小さくなったのがスマートフォンです。
仕事は事務所や家だけでするものではなくなりました。場所を選ばなくなりました。それに時間の枠もなくなりました。

なお、iPadには携帯電話機能はありませんが、最近登場したgoogleのアンドロイドOSを搭載したアンドロイドPadには、携帯機能が搭載されたものが多くあります。そして、電子書籍を読むために特化した機種も出始めました。
人⇒人(1対1の糸電話)
情報収集 パソコンと同様に通常のインターネットが利用できるので、通信料定額プランを利用すればどこでも情報を得ることができる。

家にいるときは、Wi-Fi(ワイファイ)規格の無線ルーターをNTTなどのルーターに取り付けておけば、外で利用するときの7倍のスピードでインターネットやメールを利用できます。

特にスマートフォンの一番の特徴といえるのは、有料・無料を問わず膨大な数のソフトウェアをインストールできるので、自分好みにスマートフォンを進化させることができることです。
契約形態で異なりますが、携帯用のインターネット(パケット通信定額プラン)または通常のインターネット(情報量が多いので高額になる可能性がある)を利用。
また、別途情報提供料を支払いニュースや動画ウォークナビなどのサービスを受けることがでる。
カメラ機能 高画質を謳うスマートフォンもありますが、iPhone4で500万画素、その他は800万画素や最高で1220万画素といったところです。
液晶画面が大きいので、見やすいのが特徴です。動画もHD高画質での撮影が可能なので、大画面で再生するときには威力を発揮します。
保存データは内臓のメモリやマイクロSDカードに保存されますが、その場でPicasaやcocoa等インターネット上にアップロードできるので、本体に残さずに済ますこともできます。

もちろん、ブログをやっている方は撮影した画像に文章を書いて、その場で投稿することもできるので感動の瞬間を共有でき、時間の節約にもなります。
最近ではデジカメと間違えるほどのスタイルと性能の携帯が登場しています。
撮影した画像(動画を含む)はマイクロSDカードに保存し、パソコンにインストールします。
高画質データは携帯へ送ることはできません。送れたとしても時間も料金もかかります。相手の方は受信でない場合もあります。
ランニング
コスト


(通話料金は含まれていません)
〔iPhone 4の場合〕
@機種購入代
  iPhone 4(メモリ16GBタイプ)
 本体代金 46,080円(税込)
 24回払い(月々1,920円のところ
 月月割△1,920円なので 0円)

A料金
 ホワイトプラン 980円
 S!ベーシックパック 315円
 パケットし放題4,410円

       合計月額料金:5,705円


〔アンドロイドの場合〕
@機種購入代
  docomo GALAXY S SC-02B
 本体代金 36,078円(税込)
 24回払い(頭金 3,150円、月々1,372円)

A料金
 基本使用料(タイプSSバリュー)980円
 spモード 315円 
 パケホーダイダブルMAX 5,985円

       合計月額料金:8,652円

〔dcomo携帯の場合〕
@機種購入代
 docomo STYLE series N-02C
 マイセレクトモデル
 本体代金 63,966円(税込)
 24回払い(頭金 3,150円、月々2,534円)
A料金
 基本使用料(タイプSSバリュー)980円
 iモード 315円
 パケホーダイダブル 390円〜4,410円

   合計月額料金:4,219円〜8,239円



■スマートフォンの実例

ご紹介するのは、私が所有するsoftbankの「htc Dsire HD 001HT」です。
詳しい説明はsoftbankのホームページをご覧ください。
http://mb.softbank.jp/mb/smartphone/product/001ht/start_movie.html
動画で概要を知ることができます。

とりあえずは、こちらをご覧いただいてからの方がよろしいかと思います。

この機種は大きい時計表示が特徴

電話画面は電話帳が同時表示される

メモ帳画面。キーボードの見た目は普通の携帯と変わらないが、
前出のフリック方式に変更済み


横にするとパソコンと同じqwerty方式になるのでローマ字入力がしやすい

cocoaに接続して、アルバムを表示している

見たいアルバムをタップすると写真が一覧表示されるので、見たい写真をタップする




2.「デジフォト575で今日もスマイル!」〜生徒さんの作品をご紹介するコーナーです


前号でご紹介した「デジフォト575」は、生徒さんから思わぬ反響がありました。私が知らなかっただけで「NHKの“フォト575”は好きでよく見ています」という方が何名もいらっしゃったのです。
前号での投稿のお願いに、早速お応えいただきデータをいただいた中から、今回はVIP2ndコースのH.K氏とH.U氏の作品をご紹介します。

VIP2ndコース H.K氏の作品(2点とも)



一作目は、Kさんが70歳を迎え、つけ始めた三年日記を並べてみて、「つくづく月日のたつのは早いな〜」と実感された気持ちを575にしたためたものです。
また、木山さんはこの三年日記と時を同じくして、パソコン教室で学習を始められたのです。
三年分が併記できるので、怒られた思い出もあり、懐かしい記録になっていらっしゃるそうです。

二作目は、横浜港をよく散歩される木山さん、大桟橋から出航するふじ丸の立派な船体をご覧になって、思わず思ったことを575にまとめられたものです。
“写真とともに思い出を言葉(575)で残す”、いい習慣ですね。
三年日記とともに、ますます木山さんが人生を謳歌されんことを願っております。


VIP2ndコース H.U氏の作品



VIP2ndコースのH.Uのお母様の百二歳のお母様がお正月に詠まれた俳句です。
渋谷区の区長さんもお祝いに駆けつけてくださるご長寿渋谷区一のお母様。
娘さんご夫妻がお正月のお祝いにご用意したお膳を前に、目を閉じ合掌しながら感謝されているところの写真です。
今年もお健やかにお正月を迎えられたお母様、向けられたUさんの温かい眼差しを感じられる一枚です。

ぜひ皆さんも「デジフォト575」にご投稿ください。お待ちしております。