2011.10.12 Wed





■巨星スティーブ・ジョブス氏逝く
20年少し前のことだろうか、銀座7丁目のキャノン販売の店頭でアップルの「マッキントッシュClassic」を初めて見かけたときのことを鮮明に覚えてます。私の使っていたパソコンはNECのPC-8801mkIISRで、フロッピーディスクが唯一の記憶媒体でした。それにマウスなどなく、キー操作のみでカーソルを移動させていました。会社で使っていたオフコンもしかりです。
しかし、そのマッキントッシュにはマウスが付いているし、ハードディスクも存在しました。そして、デザインがスマートな一体型でした。しかし、ディスプレーが9インチで白黒なのに25万程度してました。私のPC-8801は512色中8色を表示でき、12インチだったと思います。価格は21万程度っだかな？
新し物好きにはいいデザインでした。私は、「いいな」と思ったきり仕舞いでした。その後アップルにはそんなに興味がなかったのが事実です。

月日がたち、アップルがiMacというカラフルなデザインの一体型を出した時も、「デザインはいいな」で終わってました。興味が沸々湧いてきたのは、携帯音楽プレーヤーiPodの発売（2001年）以降です。つまり、スティーブ・ジョブスの仕事が本格稼働しだして以降です。

彼は前出のマッキントッシュClassicが世に出た時はアップルを辞めさせられていました。創始者でありながら経営方針を巡ってのお家騒動の末にです。その後、ジョブス氏はNEXTコンピュータ（のちにNEXTソフトウェア）を立ち上げ、デジタル・アニメ会社を買収し、ピクサーと改名し「トイストーリー」などのヒット作を世に送り出しています。映画・テレビ・音楽と総合エンターテイメントに革命を生み出してきました。
そして、皮肉なことに追放された会社にNEXTソフトウェアごと買収され、暫定最高経営責任者として手腕を発揮し、凋落の一途をたどっていたアップルを救ったのです。今年8月にCEOを辞任するまで、既成を打ち破る革新の連続でした。

その彼がこの世を去りました。私は、パソコンを始めてこの方、Windows一辺倒でした。しかし、アップルを始めた人はアップルをやめられなくなるそうです。そういえば、私はiPodを持っていました。iPhoneも使ってみたいです。そして、iPad2はもっと使ってみたいです。スティーブ・ジョブス氏が推し進めたアップル神話は十分に人類に浸透しているのです。皆さんのお宅にもアップル製品が一つはあるのではないでしょうか？

彼を知るために貴重なビデオがあります。スタンフォード大学2005年卒業式で行われた伝説のスピーチです。掲載しているブログには演説の和訳が掲載されています。そして、ご心配なく字幕付きです。ビデオの方は、Youtube再生中にCCボタンをクリックすると英語と日本語の字幕を切り替えられるようになっています。

氏が学生たちに向けたメッセージが印象に残ります。「Stay hungry, Stay foolish. （貪欲であれ、愚直であれ）」
心よりご冥福をお祈りします。

■秋期休暇のお知らせ暇
例年通り、学期変りの2週間を秋期休暇とさせていただきます。詳細は次の通りです。

ご迷惑をおかけしますが、何卒よろしくお願いします。