2011.11.9 Wed





■Windows XPが招く「最悪のシナリオ」というニュース
サポート終了まで残すところ2年半。Windows XPが今後セキュリティの確保が難しくなると、信用を失墜させた企業が消滅していくという想定記事を読みました。その要点をご紹介します。

MicrosftはWindows 7を出し、最新のセキュリティ環境でパソコンを使ってほしいにもかかわらず、今でも多くの企業がXPパソコンを使い続けています。バージョンアップを図りようにも各社ともコスト面だけでなく、社員が使い慣れているということもあり、各社とも二の足を踏んでいるのが実情です。

現在、全世界でWindows XPの占める割合はなんと47.29％と依然1位をであり、Windows 7は30.36％と2位にあります。ここで危惧されるのは、「Windows XPを使い続ける企業のPCを狙ったマルウェア（ウイルス等）が登場してくる危険性は、大いにあり得るということです。Windows XPのサポート終了とともに、セキュリティのリスクがぐんと高まるWindows XP対応を荷が重すぎると判断し、対応OSから外すベンダー（製品販売会社）があるかもしれない一方でサポート終了を商機と捉え、しばらくWindows XP対応を謳うベンダーがあるかもしれない。」（ITmediaより引用 ）

想定記事の中では、順調にシェアを伸ばし続けてきたある企業が、社内のパソコンに入り込んだウイルスから取引先の個人情報や自社の技術情報までもが外部に漏れ、取引先からの信用を失墜させてしまったのです。一担当者のパソコンに入っていたこれらの情報が会社の息の根までおも止めてしまいました。この企業は倒産してしまったのです。

これは極論かもしれませが、しかし、言いえているかもしれません。Microsoftやセキュリティソフトメーカーが日夜ウイルスからの脅威から守ってくれているから、安全にパソコンを使ってこれたということなんです。政府機関や防衛産業にかかわる企業などがハッカーに絶えず狙われています。私たちのパソコンには大したものが入ってないから万が一入られてもへーチャラとばかり言ってはいられません。脆弱性（ぜいじゃくせい）という言葉をよく聞かれるかと思います。ソフトの弱い部分に穴をあけて、侵入してくるウイルスは個人情報を盗んだり、知らない間に自分のパソコンから登録メールアドレス宛てにウイルスを送りつけてしまったりします。知らない間に加害者にもなりかねないのです。

パソコンの更新はこまめに行ってください。更新のお知らせが出るたびに消しているという方が多くいらっしゃるようです。自分のパソコンに脆弱性を生まないように、こまめにアップデートをお願いします。