Pasotomo Magazine 
第305号(2014年10月22日号)

 News


iPadの新型が発表されました


兎に角薄い。18日から予約がスタートしました。新型はiPad Air 2(9.8インチ)とiPad mini 3(7.8インチ)の2機種です。今回からAirとmini双方とも指紋認証システムが採用されたため、登録した人しか画面を開くことができないようになった。安心して使うことができそうですね。
詳しくはApple Storeのホームページでご覧ください。




そうだ 京都、行こう

紅葉は一日で標高を40メートル下るそうです。一週間では約300メートルです。京都の紅葉の名所では11月限定で「特別拝観とライトアップ」が行われています。源光庵、二尊院、等持院の三か所です。それぞれの詳しい案内は下記サイトでご確認ください。。




終の棲み家は都会のマンションか、それとも田舎の一軒家か

気になる記事を見つけました。シニア層の住み替えについて書かれています。一戸建ての階段の上り下り、坂の多い地域の上り下りの辛さ、そこで出てくるのが平坦な地に立つマンションという選択肢。
相続の問題も絡むし、果たしてどうすればいいのだろう。詳しくは下記をご覧ください。




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 Topics

ウィルススキャンはフルシステム・スキャンがおすすめです

お使いの「ウィルスバスター」「ノートンアンチウィルス」「ウィルスセキュリティ」等セキュリティソフトは、適宜更新を行い最新の状態にされているかと思いますが、“ウィルススキャン”はどの程度の間隔で行っていますか?
「週に1回はやってます」という方はご立派です。しかし、その週1回が「クイックスキャン」のみで「フルシステムスキャン」は一度も行合ていないという場合は残念ながら×(ブ~)です。
週1度のクイックよりも月1度のフルシステムスキャンの方がおすすめです。もちろん週1度のクイック+月1度のフルシステムならなお結構です。

では何故クイックだけではいけないのかを次の実例をもとにご説明します。その前に、みなさんはWindows XPが4月から使えなくなったことをご存知ですね。長い間人気のあったXPは、その歴史とともにあちらこちらが継ぎはぎだらけとなり、ハッカーたちの絶好の獲物になっていました。サイクルが長いと脆弱性という盲点を突かれる頻度も高くなります。
そこで、Vista→7→8と新製品を出すことによってセキュリティシステムを組み直してきました。それでも、月日が経つとまた餌食となってしますのです。ですから、Windowsの更新をはじめセキュリティ関係、画像関係ソフトの更新(アップデート)は必ず行わなければならないのです。

そして、ウィルス対策の中には、スパイウェアと呼ばれるウィルスにも注意を払わなくてはなりません。知らない間にあなたのパソコンに入り込み、パスワードやネットバンキングなどの個人情報を外部に送信してしまうのです。


1.ブラウザに現れる迷惑広告 
①Google Chromeに現れる迷惑広告(赤枠部分) 
 
Googleがブロックしているので広告自体は表示されないが、クーポン
対象の商品をクリックさせることによって、ウィルスを侵入させたりポルノ
サイトに勧誘されたりする。(上記の和訳より)


 
②コントロールパネルのプログラムのアンインストールから該当を探すと 
 
2014年8月11日にパソコンにインストールされた形跡があった。
即アンインストールを行うことで、怪しいソフトは削除されました。
これはまだプログラムの所在が分かるのでいいのですが
どのように探しても見つからないものもあります。



 
2.Javaのアップデートを装うフィッシングソフト
①ブラウザのポップアップウィンドウが現れJavaの更新を促してくる 
 
Javaも頻繁にアップデートを要求されるソフトです。Javaというプログラム
言語で書かれたホームページはWindowsだけでなく他のOSも共通に開く
ことができるため、パソコンだけでなく携帯電話やカーナビなどにも使わ
れています。
従ってこれも格好の餌食になるのです。

 
②上記のOKボタンをクリックするとGoogle Chromeが警告を表示します 
 
フィッシングサイトである旨の警告です。所謂「なりすまし」と呼ばれるもの
でパスワードや個人情報を入力させられます。
Javaの正規のアップデートは上記①のようなものではありません。

下記がJavaの正規のアップデート画面です。

 
Javaの正規のアップデート画面 
 
気を付けないとアップデートの過程で余分なソフトをインストール
してしまいます。「次へ」ばかりを見てクリックしていると起こりがちです。
「Askのブラウザアドオンのインストール」はチェックを外しましょう。
これをインストールすると後が厄介なので必ずチェックを外してください。
検索キーワードを入れるごとに現れて検索の足手まといになります。




3.フルシステムウィルススキャンでウィルスが見つかった! 
①ウィルススキャンソフトの設定画面を表示する 
しばらくスキャンを怠っているとスキャンを促す警告が現れます。
(注)ここではMicrosoft Security Essentialsを使用しています。
自動でスキャンを行うように設定している場合でも「フル」を
選択してフルタイムスキャンを行ってみてください。

 
②一晩かかってすべてのスキャンが終わると、何と「1個の潜在的な脅威」が! 
画面には×マーク、そして「PCのクリーンアップ」のボタンが現れている。

 
③「詳細を表示する」をクリックすると警告レベル“重大”とある・・・ 
「プライバシーを侵害する、またはPCに損害を与える可能性のある・・・
脅威」と記されています。即「削除」ボタンをクリックし、「操作を適用」を
クリックしますが、このウィルスの事を調べておかないと納得いきません。PWS:HTML/Bankfraud.Fとはどんなウィルスなのでしょう?


 
④PWS:HTML/Bankfraud.Fとは・・・パスワードを盗むウィルス 
 
PWS:HTML/Bankfraudとは、本物に似せたWebページからフィッシング
詐欺を行いうもので、銀行のホームページを装って口座番号や暗証番号
等の金融情報盗もうとするウィルスです。
上記は翻訳文を見ているので、おかしな和訳もありますが、
予防策として
は「適切な最新のセキュリティソフトで、フルシステムスキャンを実行」
せよ
とあります。つまり「フルシステムスキャン」でしか見つけられないということ
になります。

 
⑤ウィルスの削除が終わると操作の結果が表示されます 
こんな危険なウィルスが入っていたとは・・・幸い悪さはまだしていなかった
ようです。「クイックスキャン」では発見できなかったとは、恐ろしい(・.・;)
 



よく「怖いので更新の通知が出ても、端から“いいえ”を押しているという方がいますが、今回のレポートでもお分かりのように、パソコンのセキュリティは「最新」の状態に保たなければなりません。
もし、仮に自信がないのに「はい」をクリックしたとしても、上記例のようにウィルス駆除ソフトが未然に防いでくれます。そして、「フルシステムスキャン」をすることによって図らずも入り込んでしまったウィルスを駆除することができるのです。
どうかパソコンを怖がらずに楽しんでください。


【参考】クイックスキャンを行った場合のスキャン項目の数3分の1位以下

2,045,745個に対しフルシステムスキャンは7,442,878個と
実に3.6倍の項目をスキャンしています。フルスキャンすごい!






 生徒さんの作品ご紹介コーナー

TOLOT 
中が見られないのは残念ですが、お三方とも
TOLOTは自宅で作成から注文までお出来になります
手軽に作れてお仲間と思い出を共有できるのが
TOLOTの魅力ですね ( ^)o(^ )
 
 PhotoScape
PhotoScapeのGIFアニメ作成講座が終了しました。
PhotoScapeは無料の画像編集ソフトですが、 無料でありながら手軽に
画像の編集・加工が行えます。
その中でもパラパラ漫画と同じ手法で作るGIFアニメは、
動きを確かめながら作くります。
さながら監督気分を味わえるとでも言いましょうか・・・
ちょっと大げさでした。でも楽しいですよ。

ここには各作品の表紙だけを掲載します

   
   
   
   
   
   
   
   

みなさんの作品は下記のリンクをご覧ください 
GIFアニメ作品はこちらから





 編集後記


近頃やたら「サブスクリプション」という言葉を耳にします。いや初耳だという方もいるかもせれません。果たしてこのサブスクリプションとは?

「ソフトウェアの利用形態のひとつ。ソフトウェアを買い取るのではなく、ソフトを借りて、利用した期間に応じて料金を支払う方式。サブスクリプション(subscription)には本来、「予約購読」や「予約金」といった意味がある。」(NTT用語解説辞典)

生徒の皆さんのパソコンには大抵購入時点で、Microsoft Officeが入っているかと思います。これは、バンドルといい諸外国では珍しいことで、Officeソフトを買い取ったことになります。そして、Word 2010からWord 2013にアップグレードするときには、Office 2013を購入し直してインストールすることになります。Microsoftオンラインストアでは32,184円からとなっています。

この度Microsoft JapanはOfficeを買い取り方式からサブスクリプション方式に変更しました。これにより、これから新規でパソコンを購入する場合は、「Office Premium プラス Office 365」というサブスクリプション契約が用意されていて、1年間Ofiiceとそのほかのサービスを無料で使うことができるようになっています。

Officeがバージョンアップすれば無料でバージョンアップできます。ただし、Office365というOneDriveの1TB利用権などの付随サービスを利用したければ、2年目以降6,264円/年を支払えばいいのです。今までのように有償でバージョンアップする必要がなくなったのです。

そして、もう一つのサービス「Office 365 Solo」は、現在お持ちのパソコンや携帯端末等に2台までなら1年間自由にOfficeグループのすべてのソフトを使え、かつ、OneDriveの1TB利用権等のサービスが使えるものです。金額は11,800円/年となっています。

いかがでしたか?この文章だけでは呑み込めないかもしれませんね。今後このシステムはあらゆるもので採用されるようになると思います。こういう方式が広まれば、例えばこんなことがなくなるはずです。「私の持っているPhotoshop Elementsは古くて新しく買ったWindows 10 には入れられないんです・・・(・.・;)」
サブスクリプションだと何時も最新のソフトがインストールできるので安心ということです。

Microsftの広告ページを載せますので、じっくりご研究下さい。