Pasotomo Magazine 
第306号(2014年11月5日号)

 News


年齢とともに低下する知能と上昇する知能があるというお話

「大人になっても頭は良くなる」と脳科学が専門の諏訪東京理科大学・篠原菊紀教授はおっしゃっています。
「年をとったほうが断然、頭は良くなる」と教授は断言するのです。受験勉強のような暗記が重要な頭脳は若い人の方が得意ですが、この知能は18~25歳くらいがピークで、その後は徐々に落ちていき、40代以降になるとガクンと低下するそうです。
しかし、知識や知恵、経験知、判断力など、経験とともに蓄積される知能は年齢はどんどん伸びて、60代頃にピークを迎えるのです。この能力のことを「結晶性知能」といい、計算力や暗記力、集中力、IQ(知能指数)など、いわゆる受験テクニックに反映されるような能力のことを「流動性知能」と言います。
10代のころのように丸暗記はできませんが、結晶性知能は年齢とともに伸びていき、それは単なる知識や経験の足し算ではなく、ある時点で飛躍的に伸びるものだといいいます。年齢とともに脳細胞自体の数は減っていくが、頭を使えば使うほど、つまり結晶性知能が伸びれば伸びるほど、脳細胞の分枝が増えてネットワークが密になる。いわば、脳細胞同士が手をつなぎ、連動して動き出すのです。

“経験知”は好奇心とともに伸びるということです。、「あの情報とこの情報がつながる」とか、「そういうことだったのか!!」と目からウロコの体験が増えて、一個一個の知識が連動し始める。その結果、理解力が増したり、いいアイデアが生まれたり、判断力に磨きがかかるのです。

結晶性知能は年齢とともに伸びる。ただ、そうはいっても、ただ漫然と年を重ねているだけでは、伸びるものも伸びません。大人になっても頭を良くしていきたいなら、とにかく頭を使うこと。仕事だけでなく、趣味や遊びも大事。将棋でも、マージャンでも、読書でもなんでもいい。やる気や快感を持って取り組めるものなら、なおいい。例えば、篠原教授の調査によると、お金を賭けない「健康マージャン」をしている高齢者の脳年齢は、実年齢より3歳若かったそうです。

「大人になっても、頭が良くなる“伸びしろ”は大きい。あなたの頭もまだまだ発展途上。これからもどんどん伸ばしていこう!」と結ばれています。

詳しくご覧になりたい方は、「大人になっても頭は良くなるの? 年とともに低下する知能と上昇する知能がある」( 日経Goodayセレクション記事)をご参照ください 。




今日は 171年ぶりの名月

2014年11月5日に、171年ぶりの「ミラクルムーン」が出現!
旧暦では今年は9月に「うるう月」が入る為、明日5日は「うるう9月13日」。十三夜の月が2回見られるのは171年ぶり。台風20号に邪魔されずに楽しめる所が多そうとのこと。






 Topics

秋のデジカメピクニックのお知らせです

紅葉は少しずつ山を下り始めています。今年のデジカメピクニックは、横浜の紅葉を愛でたいと思います。定番ともいえるコースになりそうですが、教室の皆さんとシーバスに乗り、おいしいランチを頂いた後にゆっくり撮影を行う予定です。

日時は11月29日(土)を予定しています。締め切りは11月10日です。募集期間が短くて恐縮ですが、ふるってご参加ください。なお、卒業生で参加を希望される方も大歓迎ですので、教室までお申し込みください。

詳しいご案内は、下記PDFをクリックしてご覧ください。なお、参加者には詳しいしおりを差し上げます。



横浜べイクォーター
外部シーバス乗り場


2Fシーバス待合室
建物内部にあります


シーパスからの眺め
横浜を海から眺めよう


赤レンガ倉庫の頭上には
青い空とひこうき雲


横浜三塔まずはクイーン


キングを写生する人


     
横浜三塔精悍なジャック


 
 ランチは横浜歴史建造物
LUNCHAN AVENUで


内部の天井は5mとゆったり


 
     
 日本大通りは都市景観大賞
を受賞郷土の誇りです
 ワンちゃんも日本大通りは
大のお気に入りかな?
 撮影後はあかいくつ号で
移動するのもいいかも






 編集後記


今回のメルマガは楽をさせていただきました。いつもてんこ盛りで読者諸兄には食傷気味のことと推察いたします。それをいいことに、格段に文字数を少なくさせていただきました。
とはいえ、編集後記は何か踏んばらないといかんと思うのですが、文字数をふやせないのでニュースでも取り扱った人の能力の続きのお話をします。


【頭の回転が速い】と言われる人々の共通点とは...?という記事がありました。。
「急に何かを言われると、モノゴトを理解して答えを出すために数秒かかってしまう…。多くの人はそんな経験をしたことがあるのではないだろうか。
しかし、何を言われてもすぐに返すことが出来る。突拍子の無いことでも、自分なりに意見をすぐに言える。そんな人々に出会ったことはないだろうか?俗に言う《頭の回転が速い人々》だ。
彼らはナゼ周りの人よりも頭の回転が速いのか?共通点は彼らの日常生活にあった…。」(夢追い旅人あもんのブログ)より抜粋。

あもんさんがおっしゃるには、「普通に生活している人と頭の回転のいい人との間には、普通に生活を送っていることにかんしては違いがなく、違う点はただ一つ、それは、<WHY?>を考えているかどうかのだそうです。

多くの人は<WHAT?>と<HOW?>だけで完結させる。

「<WHAT>何が欲しいから<HOW>どうする。」

「<WHAT>何をしたいから<HOW>どうする。」

この2つだけで終わる。もちろん<WHAT>も<HOW>も重要なのだが、1番大切なのは<WHY>なのだ。

「ナゼそれをやるのか?」

ナゼとはモノゴトの根幹であり、それを理解せずには本質を突くことは出来ない。

『ナゼ?は好奇心という感情の思考化』。日常生活にWHYを取り入れ、考える。その習慣化が脳を柔軟にして頭の回転を速くする。」(要約抜粋)

ここでわかったのは、伸びしろのある脳を好奇心と疑問で刺激してあげるのがよさそうだということですね。パソコンやスマホ、タブレットを駆使する生徒さんはまさに、脳の伸びしろを広げていらっしゃるのですね。