Pasotomo Magazine 
第326号(2015年8月12日号)

 News

残暑お見舞い申し上げます





Windows 10の有料版はUSBメモリー入りで9月4日発売


9月4日から発売されるWindows 10の有料パッケージおよびダウンロード製品は、無償アップグレードの対象外のパソコン(Windows Vista等)や、空のハードディスクなどに新規インストールする場合が該当します。
なお、Windows 10の発売に伴い、現行のWindows 8.1のパッケージ製品およびダウンロード製品の出荷は、2015年8月末で終了することになっています。

Windows10有料版の価格
Windows10 Home  13,800円(税抜)
Windows10 Pro 25,800円(税抜)


詳しくは→Windows 10のパッケージ版/ダウンロード版が9月4日より販売開始

なお、Windows 7とWindows 8.1は1年間の無料アップグレードの対象となっています。





Windows 7の機能追加・改良は終了! 今後はセキュリティ対応のみ

Windows 8/8.1までのOSは、原則として製品発売後、5年間はサポート内容が充実した「メインストリームサポート」。その後の5年間は、主にセキュリティ対策のみの「延長サポート」期間となります。しかし、マイクロソフトは、Windows10ではサポート期限を設けない方針を表明しています。

Windows 7はすでに2015年1月から延長サポート期間に入っています。Windows 8/8.1もそれに続きます。Windows10ではサポート期限を設けないことが原則となっているので、製品の改良・強化がいつまでも続くことになります。もちろんセキュリティもです。

詳しくは→Windows 7の機能追加・改良は終了! 今後はセキュリティのみの対応へ





アツイ夏を乗り切る!暑さ対策のハウツーまとめ

これで夏を乗り切る!暑さ対策のハウツー記事まとめが役立ちそうです。エアコンを使わずに「遮光ネット」や「すだれ」など、暑さ対策グッズを使って涼む方法や、通勤・通学やアウトドアなど状況別の暑さ対策の方法が満載です。








「大人のラジオ体操」が注目されています

『もっとスゴイ! 大人のラジオ体操 決定版』はシリーズ累計販売80万部を超えています。

『大人のラジオ体操』の著者であり、スポーツドクター、医学博士でもある中村格子先生はラジオ体操の効果について次のように述べています。

ラジオ体操はその場でできる簡単な動きですが、全身運動ですし、運動強度(身体活動の強さを安静時の何倍に相当するか表す数値)が1回で4.5MET。1METが座ってテレビを見ている状態なので、その4.5倍にもなります。また、前後左右に均等な動きで、身体のバランスや姿勢を整えてくれるので、シェイプアップ、バストアップにも有効。一石二鳥にも三鳥にもなる運動なんです。(ライフハッカー掲載記事より)

夏休みの子供たちのラジオ体操が毎日行われなくなって久しいですが、そんな風潮の中大人たちは毎日続けた方がよさそうですね。






 Topics

Windows10無償アップグレードを行ってみました

7月29日からWindows 10の無料アップデートが始まりました。無料期間は1年の期間限定です。
Windowsが9を飛び越して10になったのにはわけがあるといわれています。

この「10」は「カウントテン」の意味だそうです。Windowsに数字が付くのはこれが最後になり、この後
は自動アップデートで更新していくので追加の料金がかからないようになります。今回Windows 10
にアップグレードしたパソコンに与えられる特典です。
もちろん新しいWindows 10のパソコンを購入した方も同様の特典が得られるわけですね。

教室では適宜全マシンをWindows 10にして行く予定です。Windows 10のテキストも順次整って
行きますので、時期を見て生徒さんのパソコンをWindows 10にアップデートするお手伝いをさせ
ていただきます。


 
 ① 8月2日に予約していたWindows 10のダウンロードを始めました
私のマシンはDell Inspilon 14でWindows 8.1搭載マシンです。
Windows10の予約が済んでいで、かつ条件に適合したパソコンはダウンロードの準備ができると
ダウンロードが始まります。また、予約していなくてもこの後の処理は同様です。


② 自動でWindows 10への更新の確認を行います 


③ 次にアップグレード可能である旨の表示が出ます


④ 「アップグレードの開始」に同意すると開始します


⑤ 「今すぐアップグレード開始」を選ぶ
 


⑥ インストール開始、やっと2%、完了までじっくり待とう


⑦ やっと71%、マシンの性能によってインストール時間は異なります


⑧ インストールが終わり、やっと「ようこそ、こんにちは」画面がでました
 


⑨ すぐ使えるという告知の画面になります
 


⑩ すぐ使えるはずなのに「しばらくお待ちください」がでます


⑪ 処理はまだ終わりません 
 


⑫ 勿体ぶってますね
 


⑬ このメッセージが現れたら間もなく終了 
 
ここまで3時間かかりました。マシンによっては6時間でも終わらないようです。


⑭ やっとインストールが終わり、デスクトップ画面が表示されました
 
Windows 8.1ではタイルが並ぶスタート画面が先に表示されていましたが、Windows 10では
デスクトップ画面から始まるのでWindows 7を使っている方には安心して使えますね。
なお、ここでは、アイコンの表示を非表示にしているためすべてのアイコンは隠れています。


 
⑮ 左下隅には待望のスタートボタンが復活! 
 
Windows 8.1の時はスタート画面とデスクトップに分かれていたので行き来が非常に煩雑で
不評でした。Windows 10ではWindows 7以前のスタートメニュー+タイルメニューとなったので
煩雑さから解放され精神的にいいですね。左側がスタートメニュー、右側がタイルメニューです。


⑯ 「設定」はWindws 8.1よりも簡潔で見やすいです
 


 
⑰ 青く大きなマークのタイルがインタネット・エクスプローラ
 
スタートボタンをクリックするとスタートメニューとタイルメニューが同時に出るので便利です。


 
⑱ とてもシンプルな画面になり名称もEdge(エッジ)と変わりました
インターネット・エクスプローラはEdgeと変わり、Edgeのトップ画面は当然MSNがホームページ。
広告が出ないので非常にすっきりしてます。


 
⑳ Edgeは手書きのメモが書ける最新のブラウザです 
教室のメルマガを表示して、Edgeにある「Webノートの作成」で文字を書いたり、マーカペンを
使うことができます。
Googleマップで待ち合わせ場所や目的地などに直接メモ書きしたり、マカーを引けます。
 


まだ使い始めたばかりですので、詳しいレポートはできませんが、次号でも引き続きレポートしていきますのでしばらくのお待ちを。





 生徒さんの作品ご紹介コーナー

朝顔の立体カードで暑中見舞い
和紙と江戸小染はがきを使って立体的な朝顔の暑中見舞いを作りました。
あとできれいに切り抜くために正確に図形を配置するのが特に大変でした。
立体的なカードなので、封筒で送らなければならないのがネックですが、
複数のご友人に送ったY.I氏が「絶賛の嵐だった」と喜ばれていました。

実はY.I氏、他にも授業で学習した違う種類の暑中見舞いをあと2点同封
したそうです。全部で3点セットですか~。それは豪華ですね。学習内容を即
実践に生かすことはいいことです (^_^)v





はじめての団扇づくり
このところ団扇づくりを行っていませんでした。休み前の最後の授業で団扇
づくりをしました。初めての生徒さん2名と2回目のJ.S氏とでオリジナルの
団扇をデザインしました。偶然全員がファミリー団扇となりました。
お孫さんやおじいちゃんのために作った団扇、みなさん喜んでくださることでしょう。



家でTOLOTマイノートを作りました 
教室で学習した内容で即2冊目のTOLOTマイノートを作られた生徒さんがいます。
まずWordで罫線入りのページや何種類かのページを作成します。次にCube PDF
というフリーソフトを使いWordデータをJPEGデータに変化します。そしてTOLOT
のアルバム作成ソフトで64ページのノートに仕上げます。
これだけ多岐にわたる操作を繰り返すので1冊作ったくらいでは覚えられません。
それなのに2冊目にチャレンジとは恐れ入りました。S.N氏でした。
 





 編集後記

Windowsの新しいOSであるWindows 10が始動しました。なんといっても今までのマイクロソフトのOS発表日のように長い列ができることもなく、ただ世界中のインターネット上で新OSが動き始めたのです。それも無償で配布されたのです。これは画期的なことです。

Windows 7とWindows 8/8.1がインストールされていれば1年間の間にインストールすればいいという一見出血サービスにも思える無償アップグレードです。しかし、OSが新しくなることはハードウェアメーカーにとってもかき入れ時です。今まで有料でマイクロソフトから購入していたWindows OSをメーカーがただで載せられるなら販売価格もその分安くなるのは当然です。

現時点で販売されているPCはWindows 8.1マシンに10を入れたもののはずです。ニューマシンとソフトが心技一体となるのは秋冬モデルからでしょう。パソコンメーカーは8.1マシンで10が正常に動くかどうかの検証と追いかけっこで販売をしているはずです。当然不具合もたくさん出るし、それを修正するソフトも提供されていくはずです。

さて、ここまでお読みいただいて察しが付くかと思いますが、お手元のWindows 7とWindows 8/8.1マシンを10に無料アップグレードするということは自己責任で行うということです。不具合が出た場合は保証期間ならメーカーで対応が効きますが、Windows 7や8では修正プログラムの提供さえないマシンも出てきます。

マイクロソフトは世界中が10にしてくれれば管理面でとても都合がいいわけです。それにセキュリティ面でも強固になるのでいいはずです。ですが、いつの場合も同じようにOSのアップグレードには使えなくなるソフトや機能が出てきます。そのあたりを十分認識したうえでのアップグレードを行わなくてはいけないのです。

下記のサイトではどのような不具合が出るのか、メーカーではどの型番のマシンがアップデートできるのか、事前と事後にやるべきことなどがまとめてあります。比較的新しいWindows 8.1マシンは安心してアップグレードできるようですが、Windows 7マシンの多くは保証していないようです。メーカーとしては買い替えを進めているのでしょうけど、マイマシンがWindows 10のアップグレードに向いているのかどうかはチェックしておくべきだと思います。

教室では皆様からの疑問やご質問に対応させていただくことはもちろん、アップグレード作業のお手伝いもさせていただく予定ですのでお声をおかけください。