Pasotomo Magazine 
第368号(2017年3月29日号)

 News

iPhone 7 の赤モデルが発売されます
Appleが発売するスマートフォンiPhone 7 には、現在5色のモデルがあります。シルバー、ゴールド、ピンクゴールド、ブラック、ジェットブラックがその内訳です。そこに今回加わったのはレッド(プロダクト)です。
iPhoneの他にもAppleの赤色の製品を購入すると「世界エイズ・結核・マラリア対策基金」に購入金額の一部が直接寄付されます。

興味のある方はもうすぐ店頭に並ぶので手に取ってみてください。






漠然とした希望をAIが聞き取りプランを提案するgoo旅行


「のんびりしたい」「癒されたい」など、あいまいな旅行目的を書き込むと、AIが「瀬戸内海 直島アートを巡る旅」「のんびり京都を巡る旅」などの選択肢を提示。ユーザーが提案されたプランを選んだり、「珍しいものが見たい」「話題のレストランやホテルなどを旅程に盛り込む」などと追加要望を書き込んだりするうちに、旅行プランが出来上がっていくというものです。
9月をめどに「goo旅行」でデビューするとのこと。「満開の桜越しに富士山を望む場所で撮影をし、その後ゆっくりと温泉につかりたい」等具体的な要望を出せば旅行プランを立てて暮れるのであれば旅行サイトで何百もあるプランの中から選び出す手間が省けますね。






自動運転自動車が簡単な仕掛けで動きを封じ込まれてしまうとは

AIの話題が続きます。自分で運転しなくても目的地まで自動で運転してくれる自動運転車が実用段階に入っていますが、一方でその開発者がこんな簡単な方法で自動運転車の動きを封じ込めてしまうことを証明しました。


今のように交通量もなかったので、昔の子どたちは道路にロウセキでいたずら書きをしたものです。これからはいたずら書きには注意払わなければならないのですかね。でも活用もできそうですね。よくニュースでやっているカーチェイスの逃亡者の先にこの囲み作っておけばいいのかな。その前にAIをコントロールし逃走車のエンジンを止めてしまうのかな。空想が広がりますね。






植物の難漢字、いくつ読めますか?

読めるけどかけないというのが漢字の世界ですが、読むこともかなわない植物の難漢字は一体どのくらい読めるのでしょう?初球から上級まであります。ヒントも載っているので解いてみましょう。







 Topics

プリンターのインクについて知っておこう


1.なぜ純正品と非純正品があるのか?
【純正インク】
・メーカー独自で製作
・製品パッケージにメーカーロゴが記載されている
・プリンターの特徴に合わせてインク特性を最適化している
・値段が高い(数回分で新しいプリンタが買える)
・メーカー保証がある

【非純正インク】
・純正インクと比べて価格が安い
・プリンター製造メーカー以外の会社で製造
・製品パッケージにメーカーロゴの表記はなく、「キャノン用」、「エプソン用」と表記されている
・大容量タイプのインクもある
・メーカー保証が無い

プリンターメーカーは、本体は廉価で売って、高価な純正インク・写真用紙で利益を回収する仕組みを作り上げています。印刷コストを低減しようとする消費者はプリンター用インクカートリッジに互換性インクや詰め替え用インクを用いようとするが、プリンタメーカーは消耗品であるインクカートリッジの売り上げで収益を得ようとするためカートリッジにICチップを取り付けて使用回数を制限したり互換カートリッジメーカーに対して訴訟を起こしたりしています。

また、非純正インクはインク漏れやインクの色の違い、色褪せなどが起こり、残量があってもインクが出なくなるなどのトラブルが起きています。すべてがそうではないにしてもある程度の覚悟は必要です。



2.純正品と非純正品のどちらが得なの?
【純正インク】
・高価だが最高品質。写真は美しく、何十年も色あせせず、メーカー保証で安心。

【非純正インク】
・プリンター本体への悪影響やプリント品質の低下などプリンター本来の性能を発揮できない場合がある。
・互換(詰替)インクは安価だが品質には不安。写真は色がずれ、保存用には向かず、扱いは煩雑、保証はなし。
・互換インクの中には半年程度で画質が劣化してしまうものが多く存在する。

【結論】
品質にこだわり、その開発費も含まれた価格だとしても、純正インクの値段はすごく高いです。最新型のプリンター用インクを2セット購入するとプリンターがもう1台買えますよね。それでも、長い目で見れば「純正インク」の方がトラブルが少ないということは、保険に入っていることにもなり安心できますね。



3.インクカートリッジの形状
【一体型】
・ヘッドとインクタンクが一体型になっている形状のカートリッジ。カートリッジを交換すればヘッドも新しくなるので、ヘッドが劣化する心配はないのでプリンターヘッドが詰まってプリンターを買い替えるという心配はいらない。カラーインクは複数の色のインクが1つのカートリッジになっているので、1色でもインクが切れてしまうと、他の色のインクがまだ残っていてもカートリッジを交換しなければならない。

【独立型】
・ヘッドとインクタンクが独立している形状のカートリッジ。インクがなくなった色のみを交換すればよいので、無駄がない。一体型インクカートリッジとは異なり、ヘッドは消耗されていくので寿命がきたらヘッドの交換、もしくはプリンターを買い替えないといけい。プリンターヘッドが詰まった場合にも洗浄液を使って直すか、プリンターを買い替えないとならない。



4.インク成分の種類
【顔料インク】・・・文字印刷に最適(色々な用紙に印刷をするならCanon)
顔料インクは、インクの粒子が大きく、プリンターの表面にくっついて印刷されます。
そのため
・色の安定が早い
・耐水性・耐光性・耐オゾン性に優れている(光や水に強い)
・にじみが少ない
・濃くはっきりと印刷される
※乾くのが遅いというデメリットがあります。顔料インクを利用して印刷を行う時は、しっかりと乾燥させてから触わること。

【染料インク】・・・写真印刷向き(Epsonが得意)
インクが紙の内部まで浸透して印刷されます。そのため、インク同士がなじみやすいので、グラデーションがきれいに再現できるのが特徴です。その一方で、耐水性・耐光性には弱いです。
染料インクは耐水性や対候性などは顔料インクに劣りますが、保存方法によってカバーすることができます。


プリンターインクの知識講座でした。どうぞ参考になさってください。






 生徒さんの作品ご紹介コーナー

Bestカレンダー2・3月が決定しました! 
週末で4月となりますが2・3月分のBestカレンダーが決定しました。今回は3月が同点となり
Bestが2名誕生しました。毎月30前後の作品が投票の対象になります。改めて作品を眺め
るとそれぞれの方の工夫がちりばめられていてとても勉強になります。

受賞者は次の方々です。おめでとうございます。

2月Bestカレンダー



松田訓子氏





3月Bestカレンダー



飯田洋子氏





3月Bestカレンダー



宮本光子氏








 編集後記

私はラジオ世代です。テレビとラジオのどちらを選ぶかと問われたらラジオを選びます。中学・高校の多感期にはいつも手元にトランジスタラジオがありました。SONYのオープンリールのテープレコーダーでラジオから流れる音楽を録音していました。それがやがてカセットテープデッキになり、ウォークマンに代わってゆきました。レコードもたくさん買いましたが、やはりラジオが離せませんでした。

いつも自動車通勤の途中にはカーラジオをかけています。つい先日、ラジオから流れてきた曲が何ともきれいで心が洗われる曲でした。初めて聞く曲なので曲名を聞き逃してはならじと、聞き耳を立てていると「イル・ポスティーノ」だと言っていました。イタリア映画だとも言っていました。教室に着いて早速調べました。1996年5月に日本で公開された映画でした。

「ナポリ沖の小さな島に亡命してきたチリの国民的詩人パブロ・ネルーダ。ある日漁師になる事を嫌がりその日暮らしをしていたマリオは彼専属の郵便配達人になる。交流を重ねるうちに言葉の美しさを教えられたマリオは、恋した村一番の美人に愛の言葉を送り続けた…。主演のフィリップ・ノワレ(パブロ・ネルーダ役)の遺作となった感動作品。」(Oriconデータベースより)




映画の内容については→こちらから