Pasotomo Magazine 
第391号(2018年2月21日号)

 News

2018年の日本のPC業界

現在、東芝は年間約180万台、ソニーはVAIOとなって、20万台規模にまで縮小。富士通も年間350万台規模となっている。世界トップシェアを争うレノボ、デル、ヒューレット・パッカードが6000万台規模のビジネスを行っていることに比較すると、日本のPCメーカーの競争力が落ち込んでいることは明白だ。」 (マイナビニュースより)。

このような現状を打破するために国内PCメーカーは生き残りをかけ、富士通の100%子会社である富士通クライアントコンピューティングに、Lenovo Group Limited(レノボ・グループ・リミテッド)が51%を出資し、レノボ傘下で事業を推進することとなり、一方NECパーソナルコンピュータもNECレノボ・ジャパングループとして、営業戦略やパートナー戦略を一本化をしており、マーケティングやモノづくりにおいても連携している。

しかし、じり貧気味のPC業界ですがここにきて若干の好材料も浮上しています。底をついたといわれる市場ですが、2020年のオリンピック、2020年1月に終了するWindows XP延長サポートの買い替え需要、2019年10月に予定されている消費増税の実施。などの他にも中小企業を対象にしたIT導入およびクラウドサービス導入に補助金を支給、小学校でのプログラミング必須化などの明るい材料も控えています。

海外メーカー傘下に入り基幹部品となるCPUやOS、メモリなどの調達価格を圧縮し、2020年までのプラス要素を生かし軌道に乗れば日本のPC市場の低迷は徐々に長いトンネルを抜け出せるのではないか。






GoogleのChrome Bookを覚えていますか?今頃人気上昇

Chromebookはキーボードを搭載したノートPCでありながら、WindowsやMacよりもシンプルで価格も安い。多少手荒にあつかっても壊れない頑丈さがを売り。アメリカなどでは教育現場での普及が進み、企業からの引き合いも多い。

GoogleはGメールにしてもGoogleフォトにしても一切パソコン上にはデータが残らない。クラウドにすべてのデータがあるのがその特徴です。Chromebook本体には一切データが残らないため、紛失時のリスクが大幅に下がる事になります。

GoogleはAndroidをスマホ・タブレット向けに提供しています。Androidが動くPCであれば同じアプリで操作性も迷わずに済むことになります。Windowsを使えない若者たちにもスマホと同じAndroidでの操作ならば抵抗がないのではないか。
Chromebookは3万円台から購入でき、インターネット環境下なら楽しく使うことができます。








台湾頑張れ!日本人が残したイラストが話題に


台湾東部で起きた大地震の後に台湾を訪れた日本人が、ホテルのメモ用紙に書いたイラストが現地で大きな話題となりました。

母親とともに台北のホテルに宿泊したイラストレーターの娘さんがホテルに備え付けのメモ用紙に残したイラストを清掃員が見つけ、そのメッセージに気が付きホテルがFacebookでお礼を述べたことで、台湾の人たちが感謝のコメントをネット上に投稿したことからメディアも取り上げ大きな話題となりました。

日本も東北大震災の時に台湾の人たちから寄付とともに励ましの言葉をいただきました。このイラストレーターの方も心からの励ましの言葉を絵に託して残したのだと思います。人と人、気持ちと気持ちが触れ合ったいいお話ですね。







ロボットスキー大会が平昌オリンピック会場の近くで開催されました

連日白熱した戦いが繰り広げられテレビに釘付けになる平昌オリンピックですが、戦いを繰り広げているのは人間ばかりではありません。オリンピック会場近くのゲレンデではロボットたちがホットな滑降競技を展開しています。
その模様を中国メディアが伝えています。どことなくユーモラスな姿ですが、うかうかしているとそのうち人間もかなわないスキーヤーが現れるかもしれません。







 Topics

スマートフォンについてどのくらい知っていますか?


2017年6月20日付で博報堂DYメディアパートナーズのメディア環境研究所が発表した統計によると、「スマートフォン所有率は77.5%、タブレットは41%にまで躍進」となっています。2011年にはそれぞれ16.5%と7.4%だったのですから急激な増加と言えます。
しかし、増加の一方でスマートフォンの特性を理解して使っている人はどのくらいいるのでしょう。docomo、au、softbank等のキャリア(通信事業者)が提供する機種、一方総務省の方針で生まれたMVNO(仮想移動体通信事業者)が提供する格安スマホ。iPhoneとAndroidの違い等々分からないことだらけだと思います。
そこで少しでも理解を深められるようにまとめてみました。
出典は「価格.comのスマートフォンの選び方」及びその他より


スマートフォンのトレンド
(1).圧倒的な人気のiPhoneとメーカーが多く好きなデザインを選べるAndroidが拮抗。
(2).キャリアのSIMロック解除義務化をうけSIMフリーモデルが急増。
(3).画面サイズは5インチ以上が人気。
※文中に登場する用語については青字のリンクを参照いただくか「価格.comのスマートフォンの選び方」 を参照願います。


スマートフォンの選び方のポイント
(1).アップルのiOSで動くiPhoneとタブレットのiPadは、アップルのみの製品であるためOSとハードがいつも最適な状態に調整されるのが強み。価格帯が高いのが特徴。
(2).AndroidはGoogleが開発したOSで、世界中のメーカーにAndroidが解放されているので廉価な価格帯から提供されるため広く世界に普及している。


キャリアで選ぶ
(1).docomo・・・通話可能エリアが広いのが優位点。
(2).au・・・LTEエリアの広さと速度に定評。
(3).softbank・・・日本で最初にiPhoneを導入したためiPhoneを選びたい人には有利だった。現在はdocomo、auとも取り扱っている。
キャリアを選択する際には、自分が使いたい端末を取り扱っているか、料金プランや通話エリアは自分のニーズに合っているかなどがポイント。
 

SIMフリーとは
(1).SIMフリー端末はdocomo、au、softbankなどのキャリアに左右されず好きな端末を好きなSIMカードで利用でき、端末を買い替えずにSIMカードのみ切り替えることもできる。
(2).日本だけでなく海外に行った時には現地のSIMカードに差し替えれば通信できる。
(3).デメリットとしては、ランニングコストは安いがキャリアの手厚いサポートを受けられない。補助もないので端末代金が高くなる場合もある。
 

2018年最新スマートフォン・ラインナップ
(1).アップルはiPhone X(テン)とiPhone 8、Androidは高級国産スマートフォンの代表格SonyのXperiaをはじめシャープはAQUOS、富士通はArrows。韓国を代表するサムソンはGalaxy、中国はHuawei(ファーウエイ)、台湾はASUS(エイスース)など多くのメーカーで生産されています。
(2).現行の機種がすべて評価されているサイトはこちら→最新スマホレビュー特集(モバレコより)
 

スマートフォンの基本機能
(1).薄型・軽量・電池長持ちを売りにする中で、特に耐水・防水機能はチェックしておく必要があります。
(2).GPS機能はスマホの現在位置情報を取得するための機能で、地図アプリと連動して効果を発する。
(3).おサイフケータイはAndroidの機能として支払いや鉄道に利用されていましたが、アップルがiPhoneで利用できるApplePayを開始しました。
(4).スマートフォンの画面ロック機能は番号やパターンが一般的ですが、指紋認証や顔認証が登場しセキュリティがより向上している。
(5).テレビ受信ができるワンセグやフルセグ機能が搭載されている機種やテレビとつなげるHDMI端子が付いた機種もある。
(6).カメラはデジカメに迫る機能を有するものが多く、撮影画像の美しさを売りにする機種もある。最近では4K撮影が可能な機種も登場した。

 
ネットワーク機能
(1).Wi-Fiとは、「無線LAN」とも呼ばれ、家庭やオフィス、公共機関に設置された無線LANブロードバンドルーターを経由してインターネットに接続できる機能です。ほぼすべてのスマホがWi-Fiに対応しています。
(2).テザリングとは、スマホの電波を利用して、パソコンやタブレットなどの端末をインターネットに接続するための機能。スマホを無線LANブロードバンドルーターとして利用するイメージです。
(3).Blutoothとは、ヘッドセットやイヤホン、キーボードなどをワイヤレスで利用するための通信規格です。ほぼすべてのスマホに搭載されています。
(4).赤外線通信とは、連絡先など、テキスト中心の軽量なデータをスマホ同士でやり取りするための通信機能です。フィーチャーフォン(ガラケー)時代は一般的な機能で、現在も国内メーカーのスマホを中心に赤外線通信機能が搭載されている。
(5)NFC機能とは、スマホをタッチすることでデータを通信するための機能です。現在は、無線LANブロードバンドルーターの設定や、写真などのデータの交換などの用途で利用されている。
(6).LTE対応とは、スマホで通信を行うための規格です。最大150Mbpsでのインターネット通信が可能です。現在、特殊な用途の機種を除き、キャリアが提供するスマホは、すべてがLTEに対応していると考えて問題ありません。一方、SIMフリースマホの中には、LTE非対応の3Gモデルも存在します。

 
普通のスマートフォンとらくらくスマホの違いは?
(1).普通のスマートフォンとは、「一般的なスマートフォンの持つ機能としては、パソコンと同じウェブブラウザ(フルブラウザ)によるウェブ閲覧や、電子メールの送受信、文書ファイルの作成・閲覧、写真や音楽、ビデオの再生・閲覧、カレンダー機能、住所録、電卓、内蔵カメラのある機種では写真や動画の撮影、テレビ電話などがある。無線LAN(Wi-Fi)に対応している機種では、屋外では携帯電話のデータ通信機能、屋内ではより高速な無線LAN、と使い分けることができる。
インターネットなどを通じて、その機種が搭載しているOSに対応したアプリケーションソフト(「アプリ」などと略されることが多い)をダウンロードして追加することができ、ゲームなど様々な追加ソフトが公開・販売されている。OSメーカーや通信キャリアなどが、自社の対応機種に追加できるソフトウェアを探し出して入手することができるネット上の店舗を運営している。」(IT用語辞典 e-Wordsより)
(2).らくらくスマホとは、「らくらくスマートフォンは基本的にdocomoのdサイトからしかアプリをダウンロード出来ない。そして、現状は殆どアプリがラインナップされておらず、らくらくスマートフォンはガラホの様に取り残されたスマホなのだ。絶対に手を出してはいけない」とYahoo!知恵袋には載っている。
(3).これからスマートフォンを始めようとする人にとっては、「普通のスマートフォンは多機能で使いこなすのが一見難しそう」だと二の足を踏んでしまい、今まで使っていたガラケーの電話機能とメールが使えればいいとらくらくスマホを手に取ることが一般的な事象です。しかし、少し慣れてくると「これもあれもできない」と嘆くのもらくらくスマホ購入者の常です。それも2年しばりが訪れる前にです。
 

普通のスマートフォンと数字で比べてみると
(1).スマートフォン選びのポイントはiOSにするかAndroidにするかが一番先に来ます。そしてメーカー、デザイン、色、画面の大きさ、薄さ、軽さ、機能、使い心地と各方向から吟味するのは当然ですが、どの機種であれこれだけは押さえておきたいポイントがあります。それはスペックです。
(2).CPU ②内蔵メモリ(RAM/ROM) ③バッテリー容量(mAh)を押さえてください。
(3)らくらくスマホの最新型F-04Jのスペックは、①MSM8953(2.0GHz オクタコア) ②RAM2GB/ROM16GB ③2,100mAh ④本体代5万8968円
(4).普通のスマートフォン AQUOS sense lite SH-M05のスペックは、①Qualcomm Snapdragon 430 MSM8937(1.4GHz + 1.1GHzオクタコア ②RAM3GB /ROM32GB ③2,700mAh  ④本体代3万3000円 ただし、こちらはSIMフリースマホなのでdocomo等キャリアでの扱いにはなりません。
(5).両者を比較すると①については、0.5GHz普通のほうが早い ②については、普通がRAM1GBとROM16GBのゆとりがある ③600mAh電池の持ちがいい ④普通の方が2万6千円安い、と数字の上での単純比較ですが、動きがとキビキビなのは後者の方。使っていてストレスが少なくて済みそうです。しかし、価格はらくらくスマホの場合は機種代金に月々サポートが付加されるので実質月額648円、2年間(2年縛り)の合計でも1万5千552円で済みますが、後者のAQUOSは一括購入するか、格安SIMとセットでの場合は24回分割(2年縛りはなし)が可能となっています。








 生徒さんの作品ご紹介コーナー

2018年のMyBestカレンダーの縮小版を飾りました
2018年の各月のBestカレンダーは表紙と1月が決定しました。そしてカレンダーを作った方全員分の表紙とご自分の好きな月のカレンダーをハガキ判で教室に掲示しました。
こちらは1年間掲示します。皆さんの作品を一覧で眺めれられるのでコーヒータイムにはカレンダーにまつわる話に花が咲きます。
下段の横長カレンダーは、スペースが空いたので教室のカレンダーを貼りました。

 


受賞作品は所定の位置に飾らせていただきました。





90歳の書「延寿萬歳」展
東急電鉄が90周年を迎えました。そして現在「いい街、いい電車プロジェクト」を展開しています。いろいろな催しがある中で、~東横線沿線に暮らし、途轍もなく長い年を重ねた90歳代の人々の書展~が昨日から始まりました。
東横線21駅にちなみ21名の方々が選ばれました。展示第1弾は2月20日(火)から28日(水)までBunkamura Box Galleryでの原書の展示、第2弾は3月1日(木)から31日(土)まで東横線21駅に1点ずつ原書をポスター化したものが展示されます。

なんと21作品の中に日吉パソコン教室の卒業生お二方の作品があるのです。何か誇らしい気持ちになります。ここではお名前は伏せておきます。どうぞ皆様渋谷に足をお運びいただきご自分の目でお確かめください。

ヒントをお出しします。
①90歳代です。
②3月1日のポスター展示の時点ではお一方は渋谷駅に、もうお一方は日吉駅に展示されます。
③お二方とも奥様も生徒様です。

私たち日吉教室の夫婦は本日会場に伺い皆様の渾身の書を拝見させていただきました。お一人お一人のしたためられた書の下にはインタビューの内容と生年月が掲示されていて、皆様の人となりを知ることができます。また、ご本人が書かれている場面とインタビューがビデオで放映されています。皆様の途轍もなく長く年を重ねたお姿が清々しく感じられました。

是非ご自分の目でお確かめください。

 


公式サイトはこちら→【東横線開通90周年記念イベント】「九十歳の書」イベントについて

【会場までの道順】

①日吉駅の横浜方面の階段の横にはポスターが貼られています。





②渋谷駅からは15分おきに出ている東急本店の送迎バスをお勧めします。
9番出口のエスカレーターを出たところです。

向かいにはみずほ銀行があります。

仮設の待合所で待まちま。

乗車するとすぐ出発。


③書展会場はBunkamuraを入って案内所の斜め後ろです。









 編集後記

17日(土)は生徒さん方に振替をしていただき。教室をお休みにしました。住んでいるマンションの防災訓練があったからです。今回は自治会の役員をやっているためサボるわけにはいかなかったのです。消火器の消火訓練、AED操作練習、豚汁の炊き出しなど分担を決めて動きました。
しかし、役員23名のうち大半を占める女性の役員方は、羽生結弦くんの演技が気になってソワソワ。全員で後片付けを終えて住戸に戻ると結弦くんの演技は終わっていて、ちょうどフェルナンデスの演技が終わったところでした。宇野昌磨くんの演技はしっかり見れました。銀メダルを決めた瞬間は大きな拍手を送りました。やはりリアルタイムで見るのとVTRで見るのとでは感動の度合いが違いますね。

彼らの演技が終わりまだ日も高いので児童遊園地の梅園に写真を撮りに行こうとしたら、外はものすごい強風で写真を撮るどころではありません。明日の朝早めの仕切り直しと決めました。そして、7時30分から撮影に出かたのですが、この時間の外はさすがに寒いですね。風がないのが幸いですが、気温は2度でした。梅に近づくと霜がサクサクと音を立てます。大倉山に比べると全体の咲き具合は遅いですね。まだ蕾の木がほとんどです。それでも犬の散歩がてら一眼レフで撮影している人の話を聞くと先週よりも大分咲き進んでいるとのことでした。

撮った写真を動画にまとめました。よろしければご覧ください。