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スマートフォンについてどのくらい知っていますか?
2017年6月20日付で博報堂DYメディアパートナーズのメディア環境研究所が発表した統計によると、「スマートフォン所有率は77.5%、タブレットは41%にまで躍進」となっています。2011年にはそれぞれ16.5%と7.4%だったのですから急激な増加と言えます。 しかし、増加の一方でスマートフォンの特性を理解して使っている人はどのくらいいるのでしょう。docomo、au、softbank等のキャリア(通信事業者)が提供する機種、一方総務省の方針で生まれたMVNO(仮想移動体通信事業者)が提供する格安スマホ。iPhoneとAndroidの違い等々分からないことだらけだと思います。 そこで少しでも理解を深められるようにまとめてみました。
出典は「価格.comのスマートフォンの選び方」及びその他より
スマートフォンのトレンド (1).圧倒的な人気のiPhoneとメーカーが多く好きなデザインを選べるAndroidが拮抗。 (2).キャリアのSIMロック解除義務化をうけSIMフリーモデルが急増。 (3).画面サイズは5インチ以上が人気。 ※文中に登場する用語については青字のリンクを参照いただくか「価格.comのスマートフォンの選び方」 を参照願います。
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スマートフォンの選び方のポイント (1).アップルのiOSで動くiPhoneとタブレットのiPadは、アップルのみの製品であるためOSとハードがいつも最適な状態に調整されるのが強み。価格帯が高いのが特徴。 (2).AndroidはGoogleが開発したOSで、世界中のメーカーにAndroidが解放されているので廉価な価格帯から提供されるため広く世界に普及している。
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キャリアで選ぶ (1).docomo・・・通話可能エリアが広いのが優位点。 (2).au・・・LTEエリアの広さと速度に定評。 (3).softbank・・・日本で最初にiPhoneを導入したためiPhoneを選びたい人には有利だった。現在はdocomo、auとも取り扱っている。 ※キャリアを選択する際には、自分が使いたい端末を取り扱っているか、料金プランや通話エリアは自分のニーズに合っているかなどがポイント。
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SIMフリーとは (1).SIMフリー端末はdocomo、au、softbankなどのキャリアに左右されず好きな端末を好きなSIMカードで利用でき、端末を買い替えずにSIMカードのみ切り替えることもできる。 (2).日本だけでなく海外に行った時には現地のSIMカードに差し替えれば通信できる。 (3).デメリットとしては、ランニングコストは安いがキャリアの手厚いサポートを受けられない。補助もないので端末代金が高くなる場合もある。
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2018年最新スマートフォン・ラインナップ (1).アップルはiPhone X(テン)とiPhone
8、Androidは高級国産スマートフォンの代表格SonyのXperiaをはじめシャープはAQUOS、富士通はArrows。韓国を代表するサムソンはGalaxy、中国はHuawei(ファーウエイ)、台湾はASUS(エイスース)など多くのメーカーで生産されています。 (2).現行の機種がすべて評価されているサイトはこちら→最新スマホレビュー特集(モバレコより)
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スマートフォンの基本機能 (1).薄型・軽量・電池長持ちを売りにする中で、特に耐水・防水機能はチェックしておく必要があります。 (2).GPS機能はスマホの現在位置情報を取得するための機能で、地図アプリと連動して効果を発する。 (3).おサイフケータイはAndroidの機能として支払いや鉄道に利用されていましたが、アップルがiPhoneで利用できるApplePayを開始しました。 (4).スマートフォンの画面ロック機能は番号やパターンが一般的ですが、指紋認証や顔認証が登場しセキュリティがより向上している。 (5).テレビ受信ができるワンセグやフルセグ機能が搭載されている機種やテレビとつなげるHDMI端子が付いた機種もある。 (6).カメラはデジカメに迫る機能を有するものが多く、撮影画像の美しさを売りにする機種もある。最近では4K撮影が可能な機種も登場した。
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ネットワーク機能 (1).Wi-Fiとは、「無線LAN」とも呼ばれ、家庭やオフィス、公共機関に設置された無線LANブロードバンドルーターを経由してインターネットに接続できる機能です。ほぼすべてのスマホがWi-Fiに対応しています。 (2).テザリングとは、スマホの電波を利用して、パソコンやタブレットなどの端末をインターネットに接続するための機能。スマホを無線LANブロードバンドルーターとして利用するイメージです。 (3).Blutoothとは、ヘッドセットやイヤホン、キーボードなどをワイヤレスで利用するための通信規格です。ほぼすべてのスマホに搭載されています。 (4).赤外線通信とは、連絡先など、テキスト中心の軽量なデータをスマホ同士でやり取りするための通信機能です。フィーチャーフォン(ガラケー)時代は一般的な機能で、現在も国内メーカーのスマホを中心に赤外線通信機能が搭載されている。 (5).NFC機能とは、スマホをタッチすることでデータを通信するための機能です。現在は、無線LANブロードバンドルーターの設定や、写真などのデータの交換などの用途で利用されている。 (6).LTE対応とは、スマホで通信を行うための規格です。最大150Mbpsでのインターネット通信が可能です。現在、特殊な用途の機種を除き、キャリアが提供するスマホは、すべてがLTEに対応していると考えて問題ありません。一方、SIMフリースマホの中には、LTE非対応の3Gモデルも存在します。
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普通のスマートフォンとらくらくスマホの違いは? (1).普通のスマートフォンとは、「一般的なスマートフォンの持つ機能としては、パソコンと同じウェブブラウザ(フルブラウザ)によるウェブ閲覧や、電子メールの送受信、文書ファイルの作成・閲覧、写真や音楽、ビデオの再生・閲覧、カレンダー機能、住所録、電卓、内蔵カメラのある機種では写真や動画の撮影、テレビ電話などがある。無線LAN(Wi-Fi)に対応している機種では、屋外では携帯電話のデータ通信機能、屋内ではより高速な無線LAN、と使い分けることができる。 インターネットなどを通じて、その機種が搭載しているOSに対応したアプリケーションソフト(「アプリ」などと略されることが多い)をダウンロードして追加することができ、ゲームなど様々な追加ソフトが公開・販売されている。OSメーカーや通信キャリアなどが、自社の対応機種に追加できるソフトウェアを探し出して入手することができるネット上の店舗を運営している。」(IT用語辞典
e-Wordsより) (2).らくらくスマホとは、「らくらくスマートフォンは基本的にdocomoのdサイトからしかアプリをダウンロード出来ない。そして、現状は殆どアプリがラインナップされておらず、らくらくスマートフォンはガラホの様に取り残されたスマホなのだ。絶対に手を出してはいけない」とYahoo!知恵袋には載っている。 (3).これからスマートフォンを始めようとする人にとっては、「普通のスマートフォンは多機能で使いこなすのが一見難しそう」だと二の足を踏んでしまい、今まで使っていたガラケーの電話機能とメールが使えればいいとらくらくスマホを手に取ることが一般的な事象です。しかし、少し慣れてくると「これもあれもできない」と嘆くのもらくらくスマホ購入者の常です。それも2年しばりが訪れる前にです。
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普通のスマートフォンと数字で比べてみると (1).スマートフォン選びのポイントはiOSにするかAndroidにするかが一番先に来ます。そしてメーカー、デザイン、色、画面の大きさ、薄さ、軽さ、機能、使い心地と各方向から吟味するのは当然ですが、どの機種であれこれだけは押さえておきたいポイントがあります。それはスペックです。 (2).①CPU ②内蔵メモリ(RAM/ROM) ③バッテリー容量(mAh)を押さえてください。 (3).らくらくスマホの最新型F-04Jのスペックは、①MSM8953(2.0GHz
オクタコア) ②RAM2GB/ROM16GB ③2,100mAh ④本体代5万8968円 (4).普通のスマートフォン
AQUOS sense lite
SH-M05のスペックは、①Qualcomm Snapdragon 430
MSM8937(1.4GHz + 1.1GHzオクタコア ②RAM3GB
/ROM32GB ③2,700mAh
④本体代3万3000円 ただし、こちらはSIMフリースマホなのでdocomo等キャリアでの扱いにはなりません。 (5).両者を比較すると①については、0.5GHz普通のほうが早い ②については、普通がRAM1GBとROM16GBのゆとりがある ③600mAh電池の持ちがいい ④普通の方が2万6千円安い、と数字の上での単純比較ですが、動きがとキビキビなのは後者の方。使っていてストレスが少なくて済みそうです。しかし、価格はらくらくスマホの場合は機種代金に月々サポートが付加されるので実質月額648円、2年間(2年縛り)の合計でも1万5千552円で済みますが、後者のAQUOSは一括購入するか、格安SIMとセットでの場合は24回分割(2年縛りはなし)が可能となっています。
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