第2波ともいえる感染者数の増加が連日報告されています。特に20~30歳代の感染が多くそのほとんどは無症状です。咳やくしゃみなどのない「発症前の時期」あるいは「無症候性感染者」から感染するのはなぜでしょうか。
「咳で発生する飛沫の量と会話で発生する飛沫の量は大きくは変わらない」とする研究があります。これらのことから症状がなくても会話などで新型コロナが伝播する可能性が示唆されます。
これらの知見に基づき、現在WHO(世界保健機関)は「流行地では無症状者も公共交通機関利用時などではマスク着用」を推奨しています。
日本でもご存知の通り5月4日から「新しい生活様式」として屋内では無症状者もマスクを着用することが推奨されています。
相変わらず夜の街関連からの感染者数は第一位ですが徐々に感染経路不明や日常生活からの感染が増えてきました。自己管理で外出を自粛している高齢者はきちんと新しい生活様式を守っていることになりますが、学校や会社と家庭との往復をする無症状の若い人から家庭内で感染するリスクは高いと言えます。
今一度ユニバーサルマスクという言葉を受け止めてみませんか。