5Gが始まる前に知っておこう

5Gは「5th Generation」の略、Generation=世代 つまり「第五世代」、という意味。読み方は
「ゴ、ジー」または「ファイブジー」となります。日本では2020年3月からサービス展開が始まりました。
しかしアメリカや韓国から一年遅れで普及には段階的な取り組みが必要となっています。
そして、2024年には4人に1人が5Gを利用している状態を目指しています。

現在のスマホは4Gでガラケーは3Gです。しかし、3Gは、auが2022年4月、ソフトバンクは2024年1月、
ドコモは2026年3月にサービスが終了します。
5Gが普及することで、あらゆる「モノ」がインターネットにつながることができるようになり、車の自動運転
やIoT(モノのインターネット)などが普及すると言われて言います。


総務省が2019年4月に発表した電波周波数の割り当てによると、各社のサービス開始予定時期は次の
通りです。
▼NTTドコモ:2020年春
▼KDDI/沖縄セルラー電話:2020年3月
▼ソフトバンク:2020年3月頃
▼楽天モバイル:2020年6月頃

5Gには「超高速」「低遅延」「同時多数接続」という特徴があります。来る5Gの普及に合わせて、新規事業を
開発する企業も増えています。
新しいビジネスが生まれると予想されている分野は、「ゲーム」「放送」「住宅」「医療」「物流」「自動車」など
さまざま。

◆超高速・低遅延・同時多数接続◆

◆超高速
現在主流の4Gと比べた時の最大の違いは、通信速度。
これにより、高画質の動画のダウンロードなどもストレスなくできるようになるでしょう。
SNSの普及に伴って、以前よりも動画が使われていますが、5Gでは動画投稿も
もっと気軽にできるようになるでしょう。
将来的には「無線」が「有線」を上回る、といったケースも出てきます。
また遠隔地同士でのテレビ会議はもちろん、VR(バーチャルリアリティ・仮想現実)
を使った「いつでも」「どこでも」が特徴となるサービスが登場し、普及するでしょう。

◆低遅延
通信には「遅延」がつきものです。テレビなどで海外からの映像や音声が少しずれて届くなど、
私たちがよく目する現象です。
5Gが普及し通信速度が上がれば、遅延を解消することができます。タイムラグがあるために
実現が難しかった、例えば「自動車の自動運転」「自動車など遠隔操作」「医療の遠隔手術」
に活かすことができます。

◆同時多数接続
人が集まる場所や、イベント会場などでスマホがつながりにくくなったことはありませんか? 
災害時でも、大勢の人が一斉に使い始めるとネットがつながりにくくなることがあります。
5Gになると、理論上は1平方km内で100万台(端末やセンサー)に同時に接続ができ
るようになります。これは4Gの30~40倍の性能です。
同時多数接続が可能になれば、「モノ」がインターネットにつながる「IoT機器」の利用も
増えてくるでしょう。